70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

読書

「同志少女よ、敵を撃て」読了しました

半分までダラダラ途切れながら読んでましたけど、後半一気に行っちゃいました。 アガサ・クリスティー賞と本屋大賞を受賞したのを納得しちゃう作品です。 同志少女よ、敵を撃て 作者:逢坂 冬馬 早川書房 Amazon これね、第二次世界大戦でナチスドイツがソ連…

「農ガール、農ライフ」ってってボブ・マーレイみたいに歌ってみましょか

農ガール、農ライフ (祥伝社文庫) 作者:垣谷美雨 祥伝社 Amazon ぼくは、作者の垣谷美雨さんを知りませんでした。 この本を図書館で借りたのは、単純にタイトルのせいです。 そうボブ・マーレイの「No Woman No Cry」を連想しちゃったというか、それのもじり…

一番おいしいものは、いつもその人の記憶の中にある。「麦ソーダの東京絵日記」

番虚無蔵というか、井之頭五郎なんだけど、松重豊さんがおいしいものを食いまくる番組(ドラマ?)「孤独のグルメ」てのを、ぼくはAmazon Prime で何話か続けて観るのが好きなんです。 これはマンガらしいですね。 で、その漫画の原作者で、「孤独のグルメ」の…

「テスカトリポカ」って神様の名前です  ネタバレ無し

こりゃなんだ、と思いながらも夢中で読んでしまいました。 ソモス・ファミリア(俺たちは家族だ)! テスカトリポカ (角川書店単行本) 作者:佐藤 究 KADOKAWA Amazon 2021年2月19日に初版発行されたこの作品、図書館から借りてきた本は2021年6月20日5版発行…

「世界の辺境とハードボイルド室町時代」って、どこかで聞いたようなタイトルだけど

ぼくが読む本を選ぶのは、図書館の書架の中で手当たり次第に本を手に取って、表紙見て、パラパラっとページをめくり「ふふふ」と満足げに笑って借りて帰るというプロセスではありません。 ほとんどの本は、どなたかのブログを読んで即図書館のサイトを開いて…

新型コロナワクチン3回目での副反応。松岡圭祐を添えて。

今まで2回、ファイザーの新型コロナワクチンを打って、腕が痛くなりはしましたが、特に副反応って気にならなかったのです。 しかし、今回の3回目ファイザーについては、注射された17日は、あまり気にならなかったのですが、翌日の18日と今日19日、家内は頭痛…

「アルセーヌ・ルパン対明智小五郎 黄金仮面の真実」松岡圭祐作

図書館に予約していた「アルセーヌ・ルパン対明智小五郎」が手許に来るまで、つなぎと言っては申し訳ありませんが、同じ作家の書いた「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」を読んで面白かったと、以前ここに書きました。 で、ようやく図書館から用意が整いま…

今日は散歩の後「鬼滅の刃 遊郭編9話」をネットで見て、その後読書してたんです。「氷川清話」に面白い話たくさんあります

Prime Videoで、デンマークの地味な刑事ドラマ「特捜部Q」を2つ3つ観て、結構気に入ってます。 で、このドラマはユッシ・エーズラ・オールスンておっさんの書いている小説が原作なんだということを、ちょっと後に知りました。 そして、先日図書館で、この「…

きょうの日常と「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」

この写真、夕暮れ時の感じですね。暗い。 実際には午前11時頃、空は晴れてました。 撮影したiPhoneが、たそがれた気分だったのでしょうか。 実際の空の色は、こんな感じ。 雪が残ってますが、青空でしょ。 1時間ほど歩いた後、家に戻って、そそくさと車のキ…

タイトルは大事です。ってこのタイトルはパッとしませんが。福井の雪散歩と「フーテンのマハ」

下の写真、おじさんとの比較の雪の山を撮ってみました。 実は、この高さまで雪が降った訳ではありません。除雪車がね、積み上げちゃったんです。 ま、雪は山にすると消えないんですよね。 降雪の数日後、晴れ間があったりした後の、いじっていない雪の状態は…

「黒牢城」って直木賞とりましたね

ああ「黒牢城」 そう、この前読みたいから予約しておこうって思ったんですよ。で、忘れてた。 これね。 さっき直木賞取っちゃった。で、ニュース読んで思い出しました。 慌てて、今予約したんです。はい、40人待ち。 福井市の図書館には、この本7冊あります…

「海神の子」は「国性爺合戦」。川越宗一さんは面白いです。

松は生まれてすぐに両親を亡くしたらしい。 平戸の立派な商家の親戚の家で、下人よりもひどくこき使われていた。 彼女が15になった頃、男どもがやってきて親戚夫婦を惨殺した。 「汚ねえなりだが、面は悪かねえ」 松を見て髭面の大男が日本語で言った。明人…

一覧表作りながらの読書は、なかなか大変

読み始めたのは「海神の子」。直木賞作家の川越宗一さんが書いて、去年の6月に出版された作品です。 海神の子 作者:川越 宗一 文藝春秋 Amazon これ海賊が出てきます。明の時代。 登場人物は中国の人が多いのです。 で、中国人の名前が出てきて、中国読みの…

福井は今日も雪かきだった。あるいは、「いつか深い穴に落ちるまで」

毎度同じようなことを書いて、どうもすいません。武者修行の旅に出なければですね。 玄関を開けると、昨日と同じような光景。同じような雪の具合です。 車の雪かき棒とスコップを持って外に出て、元気に雪の始末をしてると汗ポタポタになります。 今日は雪か…

「新・水滸伝」吉川英治版

水滸伝は、皆さんよくご存知の通り中国の古い不思議なお話です。 なんでも、「西遊記」「三国志演義」「金瓶梅」と合わせて、四大奇書というらしいです。 水滸伝のあらまし 宗の時代のことです。 疫病が国中に蔓延したので、皇帝はその対策として、仙人に祈…

大失敗 吉川英治作「新水滸伝」を読み始めてしまいました。面白くて困ってます。

青空文庫に吉川英治大先生の作品があります。 三国志やら鳴門秘帖やら宮本武蔵、太平記などなど、すんごく面白いのです。 さて、水滸伝については北方謙三氏の作品を既に全巻電子書籍で読んでおります。 当然面白いです。 で、吉川英治作の新水滸伝が青空文…

またまた金井真紀「酒場學校の日々」

先日、金井真紀さんの「パリのすてきなおじさん」を紹介させてもらったばかりではありますが、実は、その時彼女の本をもう一冊借りていたのです。 この本、「酒場學校」と続けて読んでしまうと、なんだか酒場が學校だったみたいな感じになってしまい、なんだ…

「パリのすてきなおじさん」改行せずに続けて書くと読みにくかったりして

申し訳ないことですが、ぼくは金井真紀さんを知りませんでした。 日曜の新聞の書評欄に、金井真紀さんともう一人のジャーナリストの人と二人で書かれた本が紹介されてました。 ちょっと面白そうだなと言う気がして、すぐに福井市図書館で検索したのですが、…

「ノース・ガンソン・ストリートの虐殺」途中から一気読み

ミズーリー州ってどこにあるか分かります? ぼくは、分かりませんでした。 この「ノース・ガンソン・ストリートの虐殺」の舞台になっているのです。ちょうど季節は冬で、ものすごく寒くて雪が降るし、冬用タイヤはいていてもスリップして横滑りして行くので…

「アフター・サイレンス」本多孝好作 読み始めました

アフター・サイレンスを読み始めました。 読み始めたのにブログに書くのは変ですが、とりあえずこれ連作中短編集で5作入っていて、第1作目を読んだところです。 アフター・サイレンス (集英社文芸単行本) 作者:本多孝好 集英社 Amazon 警察専門のカウンセラ…

「絹の家」 コナン・ドイルでは無い人が書いたシャーロック・ホームズ ネタバレ無し

以前、ちょっと紹介した、アンソニー・ホロヴィッツが書いた、コナン・ドイル財団が初めて第61作目と公式認定した80年ぶりのシャーロック・ホームズ最新作である「絹の家」を読み終えました。 シャーロック・ホームズ 絹の家 (角川文庫) 作者:アンソニー・ホ…

秋晴れ散歩は図書館に。「ゲーム・オブ・スローンズ シーズン8」も観ています。みんな老けてます。

しばらく鼻水が治らなくて散歩にも出なかったのですが、今日は午前中はいい天気で暖かかったので、散歩したのです。 東京は、とても寒かったらしいですね。 葉っぱの色は秋でしょ。 この前、図書館から予約の本の用意ができたとメールが来てたし、今2冊借り…

メディウム 霊媒探偵 城塚翡翠

読んじゃいました。最初「なんだこれ」と思ってたのですが、6ページから380ページに至る本作品の、289ページあたりから「なるほど」と思わせられ始めるのです。 medium 霊媒探偵城塚翡翠 (講談社文庫) 作者:相沢沙呼 講談社 Amazon この表紙の絵、なん…

雨だと思ったのに降らない。散髪してノンアルコールビール飲んで図書館行ってきた火曜日

今日は雨だって、昨日のYahoo天気予報ではそうなってました。 朝の3時ころに蒸し暑くって目が覚めました。雨が降るからだなと思ったのです。 雨が降るんなら散歩は休みにして、散髪をしてもらおうと昨日のうちに家内に頼んでおいたんですよ。 だから体はお休…

十月は何の国かな

昨日も今日も暑いです。 10月に入ってるんですけども。 でも、空を見ると、やはり10月なんだなあ。 歩いていたら、壁のネエちゃんからガン見されました。 この前読んで、ここでも紹介した「ブラック・チェンバー・ミュージック」で、北朝鮮から特命を帯びて…

眠れる名刀 左近 浪華の事件帳 築山桂 読んじゃいました

知らない作家は、まだまだたくさんいるんです。 ぼくは不勉強で、この作品の作者、築山桂さんの名前も初めて知りました。 NHKの土曜夕方6時過ぎからの時代劇になった原作も書かれているとのことです。 左近 浪華の事件帳(4)-眠れる名刀 (双葉文庫) 作者:築山…

ブラック・チェンバー・ミュージック 怒涛のラブストーリーなのです ネタバレ無し

最初に言います。 すっげえ面白いです、この小説。むちゃくちゃ面白いです。読まないと損です。 この作家、群像新人文学賞、野間文芸新人賞、伊藤整文学賞、毎日出版文化賞、芥川賞、谷崎潤一郎賞とさまざまな文学賞を取りまくってるてのは、伊達ではありま…

元彼の遺言状(ネタバレ無し)

ぼくは最近、自分は何を面白いと感じるのかってことを考えているのです。 これ、けっこう深いテーマなんです。 その回答を与えてくれる訳では無いのですが、「元彼の遺言状」って小説を読みました。 元彼の遺言状 作者:新川帆立 宝島社 Amazon この作品、去…

気に入った音楽と散歩と図書館の本たち

違うことを書こうと思っていた今日の朝だったのですが、つい自民党のことを書いてしまいました。 その反省と、ふと出会った動画の歌が良かったので、また書こうと思ったことがかけませんでした。 その動画は、これです。 この人の演奏好きなんです。 ところ…

智弁vs智弁、そして「ゴッサムの神々」読みました。宗教改革の話もね

きっとどこか違うのでしょうけれど、ぼくには見分けのつかないユニフォーム同士の決勝戦は、しばらく見てると変な感じがしてパラリンピックの車椅子ラグビーの3位決定戦にチャンネルを変える晴天の8月29日です。 今日の空はこんな感じ。 雲はあるんですが、…