この写真、夕暮れ時の感じですね。暗い。
実際には午前11時頃、空は晴れてました。
撮影したiPhoneが、たそがれた気分だったのでしょうか。
実際の空の色は、こんな感じ。
雪が残ってますが、青空でしょ。
1時間ほど歩いた後、家に戻って、そそくさと車のキーを取り、スーパーへ買い物に出た老夫婦でした。
昨日、灯油を買いに行った時の行儀が悪かったのか、車の中は石油臭いのでした。
こぼしたわけでもないのですが、すごく臭います。
ちょっと車内の清掃を行なってから、安いワイン飲みながら大阪国際女子マラソン中継を見てました。
優勝した子、松田瑞生はこの大会で勝つのは3回目だそうです。
この前見た時、去年か一昨年のこの大会でも優勝してました。
あの時はオリンピックに出られると思いましたが、東京オリンピックでは補欠になり残念でした。
今度は世界選手権で頑張ってもらいたいです。
ところで、話はガラッと変わりますが、ライヘンバッハの滝ってご存知ですか?
シャーロック・ホームズのファンなら「ああ、あれだ」と思い出していただけるかも。
そう、悪の帝王モリアーティ教授とともにホームズが滝壺に落ちて亡くなってしまったという、あの「最後の事件」の舞台になった所です。
モリアーティが死んでも、まだ彼の凶悪な仲間たちがいるので、ホームズは一命をとりとめたのですが死んだということにして身を隠し、「空き家の冒険」で生還するまで、ずいぶんな年数が経過しました。
ちなみに「最後の事件」が発表されたのが1893年、「空き家の冒険」の発表が1903年ですから、読者は10年待たされたんです。
その姿を隠してた期間、ホームズはどうしていたのか、一応チベットなど東洋へ行っていたという説明だけで詳細は不明です。
実は、その不明な期間にホームズは日本を訪れ、歴史的な重大事件の裏に隠された真実をあばき、解決していたのです。
しかも、ホームズの相棒は、あの伊藤博文。
で、その重大事件というのが、来日していたロシアのニコライ皇太子が、大津で日本人巡査津田三蔵に切り付けられた「大津事件」。
それが「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」なのであります。
先に告白しておきますが、ぼく松岡圭祐さんが好きなのかどうか、ちょっと自信ありません。
過去いくつかの作品を読んでますし、現在、「アルセーヌ・ルパン対明智小五郎」って作品を図書館で予約中なのですが。
で、この「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」も、前半でホームズに関する部分はあまり気に入ってません。
どうしても抱いているホームズのイメージにこだわっているもので、松岡圭祐さんが描くホームズに抵抗が出てしまうのです。
しかしルグランが書いた「ルパン対ホームズ」を子供の頃読んだ時も激しい拒絶感を覚えましたから、仕方のない反応なんでしょね。
その上で、前半を乗り切った後は、この作品、とても面白く読めました。
大阪国際女子マラソン見終わった後、最終部分を読み終えました。
ほんとは昨夜のうちに読み終えてしまおうと思うほど面白かったのですが、年齢的な問題から事件解決の後の、イギリスに帰る部分を翌日にまわしてしまったのです。
とにかくこの作品アイデアが秀逸。