もう観ないでおこうと思ってた「ゴッドファーザー3」。
2を観て、すっかりアル・パチーノ演じるマイケル・コルレオーネが嫌いになって、これで終わりにしようと思ったのです。
で、「タクシードライバー」観て、その後「ブラックレイン」を観たりしてましたが、昨日気が向いて「3」観てしまいました。
あれ?ロバート・デュパルがいない。
一生懸命画面を探しましたが、見えません。
どうも死んだことになっているみたいかな。
2からだいぶ年数が経ちましたし、その間にトムが亡くなっていてもおかしくはないのかも知れないですね。
かわりに死んだ長兄ソニーの息子としてアンディ・ガルシアが出てたので良しとしましょう。
すっかり爺いに成り果てたマイケル・コルレオーネ。
糖尿病の発作なんかで倒れたりしています。
今回は、大企業になったコルレオーネファミリーがバチカンに進出。
次兄のフレドを殺させたことが、ずっと心に残り苦しんでいたマイケルが、枢機卿(すぐに法王になりました)に泣きながら懺悔をします。
このシーン良いですね。
「あなたは救われました」と枢機卿がマイケルに言ってやります。
最後に、庭で椅子に座っている歳をとったマイケルが、崩れるように平穏に死んでいきます。
父親のヴィトがトマト畑で亡くなったシーンとかぶりますね。
大きなマフィアのドンですが、最後は一人の人間として静かに死んでいったのです。
なんか、あの懺悔のシーンと合わせて、なんとも心穏やかになります。
良いラストシーンでした。