曇りや雨の鬱陶しい日が続きましたが、久々の晴れ間の福井でございます。
今日こそは墓参りに行くと固い決意の家内と共に、足羽山の市営墓地に行ってきました。
前も書きましたが、福井市はアメリカ軍による空襲と戦後すぐの福井大震災の連続パンチで街はすっかり破壊尽くされたのでした。
復興のための都市計画において、街中に点在する寺の墓地が邪魔になったんでしょうね、福井市はその時点の福井市街(現在は当時より広がっています)の寺の墓地を全部足羽山の西側に集めてしまいました。
ちなみに「足羽山の西側」と言うのは西隣という意味ではなく、足羽山の西半分という意味です。
ということで、福井市の墓地はお寺とは切り離されて、福井市営の墓地となったのです。
足羽山は低い山で、車で上まで上がれます。
ただ、今月の末から来月の初めにかけて、要するに桜の季節になりますと、足羽山の東半分は花見で浮かれますから、車で上がるととんでもない目に遭わされます。
もちろん西半分の墓地についてはずっと一方通行で、花見の賑わいに突入することなく山を上って降りれますけども。
そういう内容の注意喚起の看板を見ながら、ぼくらは足羽山の墓地に上がったのです。
田舎だし、うちは父親が長男では無く、震災で家族が亡くなってますから非常に早い墓地の申込になったので、うちの墓も周りもけっこう大きな墓敷地となっています。
厳しく寒い冬の後ですから雑草も成長しておらず、ただ枯葉が風に煽られて溜まっていることを確認し、掃除の段取りを家内が考えて、とりあえず今日はお参りだけで帰ってきたのです。
気がつけば、うちの周りの墓のいくつかが再整備したのでしょうか、綺麗に立派になってました。
ああいうのは、何か不運不幸が重なったので、墓を綺麗にせんとあかんのとちゃうかと考えたのでしょうか。
綺麗になった墓は、以前までは、ひどい状態だったりしました。
墓が荒れているかどうかは現在の子孫の状況とは関係無いと思いますけど、やっぱり気になるのも良いかもしれません。
そんなことを考えながら山から降りてきました。
ウィスキーがお好きでしょ〜と唸りながらハイボールを作り、とりあえず青森山田のピッチャーが、かまいたちの濱家にどことなく似てる気がして、昼飯を食べながら応援してたら延長10回でサヨナラ勝ちをしたので良かったなと思った昼下がりでした。
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