「ジャングル・ブギー」と言えば、クール・アンド・ザ・ギャングと言いたくなる世代のジジイです。
だいたい、クール・アンド・ザ・ギャングって何?と言いたいあなた、ここにあなたのためにYouTube動画を貼り付けておこうかと、いらんことを考えましたが、YouTube覗いた時に、検索してみて下さいとだけ申し上げておきます。
クール・アンド・ザ・ギャングの方は本題ではありませんもので。
で、今日のNHK朝ドラ「ブギウギ」で、服部良一、じゃ無かった草彅剛演じる羽鳥善一が、突然「降りてきた」と叫んで作曲してしまった「ジャングル・ブギー」を福来スズ子が歌うのですが、こっちのジャングル・ブギーは、ぼくの生まれる前の曲で、なんとなく聴いたことがあるかもしれないという気持ちになる程度のものでありました。
で、本物の笠置しず子が、この「ジャングル・ブギー」を歌ったのは、世界のクロサワ黒澤明監督の「酔いどれ天使」と言いう映画の挿入歌としてであり、実際、映画の中でも歌手として出演した笠置しず子が歌っているということを、家内はすぐさまネットで調べたのです。
さて、「酔いどれ天使」というのは1948年制作の映画であり、どうやら三船敏郎の初主演作品のようであります。
この映画を観たいと家内が言いました。
さっそくアマゾンのPrime Videoを調べると、これ東宝名画座というサブスク番組の中にあ
り、要するにアマゾンのプライム会費以外に、少し足さないと観れないのです。
しかしながら、何やら無料お試しみたいなことができるような。
調べると申し込んで14日間は、東宝名画座を見放題ということです。
東宝ですから、クロサワ作品、クレージーキャッツ、駅前シリーズ、社長シリーズ、若大将シリーズ、そして怪獣映画など、懐かしいのがたくさんあります。
子供の頃、若大将や怪獣映画などは毎回連れて行ってもらいましたが、クレージーキャッツの映画や駅前、社長シリーズあたりは、ほんの少しだけしか観せてもらってません。
という事で、さっそく東宝名画座に申し込み、「酔いどれ天使」を観たのです。
これ、すごく若い頃の志村喬が、闇市の中で頑張っている反骨漢の貧乏医者を演じてます。「生きる」の時とは全然違います。
みなさん、若いんです。
木暮実千代さん、千石規子さんなどおばあさん役しか見たことのない、あるいは全然知らない方達も多いでしょうけども、ちょっと色っぽかったりする役で出ています。久我美子さんに至っては女学生の役なんです。すっごいですね。
そして、三船敏郎、あの男っぽい雰囲気ではなくて、まあ男っぽいのは男ぽいのですが、綺麗なんです。二枚目ですよ。ガタイも良いし。かっこいい。
なんとなく三船が出ている場面は、フランス映画観てるみたいな気になります。
可能なら、この映画は観た方がよろしいと思います。
あ、笠置しず子が歌う「ジャングル・ブギー」もしっかり聴けますよ。
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