ダジールなのかダシールなのか、ぼくの記憶は曖昧で、さっき確認してダシール・ハメットが正解だとわかりました。
ハードボイルド探偵小説の始祖であるハメットは、ぼくの大好きな作家です。
彼の作品は長編で3作、短編集2冊ほど読みました。
長編では「血の収穫(あるいは赤い収穫)」と「ガラスの鍵」がいっちゃん好きなんです。
両方とも何回も何回も読み返しました。
でも、もううちには本はありません。
他のいろんな本と共に、処分しちゃったんです。
記憶が薄れてますから、もう一度読みたいけども、今度は図書館から借りてくることになります。
黒澤明の「用心棒」は、過去に何回も観ています。
初めて観た時に、ああこれ「血の収穫」と思いました。
主人公はコンチネンタル探偵社の調査員、コンチネンタル・オプ、名無しのオプでは無くて、さすらいの浪人ですが。
こっちも名無しで、「お名前は?」と訊かれて、向こうに桑畑が見えたから「桑畑三十郎、もうすぐ四十郎」なんてことになるんですね。
たぶん同じ人物が、別の映画で椿の花を見ながら「椿三十郎」って名乗ってましたっけ。
それでも「血の収穫(あるいは赤い収穫)」とは、話がだいぶ違うのです。ただ、複数の悪党が対立して街が荒れて、そこに外部から現れた男が双方の悪党たちと接触し、対立を煽り、抗争を激化させて、両方とも殲滅させるという大枠は同じですけど。
この映画を全くパクって西部劇にした「荒野の用心棒」は「用心棒」制作側に訴えられて、結局セルジオ・レオーネ側が敗訴しちゃったですね。
いずれにせよ「用心棒」はとても面白い。
仲代達矢が死ぬ時の、ぐちゃぐちゃしたセリフの中の「誰か御題目を唱えてる・・・」とかいう言葉は、なぜかずっと覚えてました。
司葉子さんは、出てきた瞬間にハッとするほど綺麗でした。今は89歳だそうですけど。
あ、ジャイアント馬場さんだと思った大きな人は、違う人らしい説です。
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