70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

次元大介の話をするつもりが座頭市

昨日の夜、プライムビデオで「次元大介」を少し観ました。

そんなに遅い時間ではなかったのですが、家内がさっさと眠ってしまい、なんだかぼくも眠くなったので、ドラマを途中で止めたのです。

 

次元大介というのはルパン三世の仲間です。黒い帽子(ハット)に黒いスーツで、シャツも黒、ネクタイは白っぽい、顎髭の拳銃の名手、あの次元大介です。

その次元大介が主人公の実写版ドラマ。

やはり味付けはハードボイルド風。

 

日本でこういうハードボイルド風のものを作ると、なんかお決まりの傾向というか雰囲気というか味付けになる傾向があったけども、時が経ち、人も入れ替わっているはずなのに、同じようなところに落ち込んでいくのは何故なんでしょうか。

 

もしかすると、基本的に独立独歩、自分のルールを守り、我が道しか行かない一匹オオカミというのが日本人に馴染まない、あるいは現実にそういう生き方を選択しないから、そういう主人公はステレオタイプにしか描けないのでしょうか。

 

日本は時代劇、チャンバラてジャンルで浪人者パターンがあるので、そっちに引っ張られて、寂しく、暗く、貧乏くさくなってしまうてのがあるんでしょうか。

 

ま、そういうことは置いといて、このドラマ、ある日次元大介が愛用のコンバット・マグナムに違和感を覚え、この拳銃を直してくれる腕のある闇社会に住んでいる伝説の職人(ガンスミス)を探す、というところから始まります。

そういうと、なにか思い出すものがあります。

 

座頭市の仕込み杖が、今までたくさんの人を斬ってきたので、あと一人斬ると折れてしまうって作品。タイトルは忘れてしまいましたが、このパターン、他でも使われています。

この前亡くなった漫画家の作品「コブラ」てのでも、コブラの前腕に仕込んであるサイコガンが、次に撃ったら銃身が割れるというのがありました。

次元大介のコンバット・マグナムは、次に撃つと壊れる訳ではありませんが、このパターンの、それとない穏やかな三番煎じかな。

やはり、元の座頭市が一番、ぶっちぎりで面白かったなと思ってしまうのです。

 

あ、ひょんなことで、次元大介は口のきけない幼い子供を守りながら敵と戦うんです、というか途中までで止めたので、この後の展開は知らないです。

座頭市でも、子供では無いのですけど世間も知らないお嬢様を守って旅をして、その旅のついでにヤクザ一家を皆殺しにする話があるのですけど、これも座頭市の方が超絶面白いですね。

 

座頭市は圧倒的に最高なんです。

どこかの映画のサブスクで、座頭市シリーズ全部観られるところ無いかなあ。

 

 

 

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