70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

新宿にジャズ喫茶があった頃

何十年も行ってなくて、地理的なこともだいぶ忘れて、Googleマップで見ても街の様子がよくわからなくなっているのですが、新宿の歌舞伎町の真ん中にに小さな公園がありますよね。

 

この公園はGoogleマップで見れるので、今でもあるようです。

もう50年ほど前の記憶です。

その小さな公園の横に、王城という名前の喫茶店がありました。ヨーロッパのお城をイメージしたデコラティブな建物です。3階建くらいのものだったかな。

ぼくはその王城という喫茶店を何回も見てますが、入ったことは1回だけしか無いのです。

 

小さな公園も、王城という喫茶店も背中はコマ劇場の方を向いていました。

だから、王城の入り口は新宿駅の方角を向いているわけです。南向き。

目の前は小さな通り。

向かい側にビレッジゲートという大きなジャズ喫茶がありました。ぼくは、ここに入りびたっていたのです。

 

ヴィレッジゲートの並びの西よりに、つるかめ食堂という食堂がありました。こう言うと申し訳ありませんが、汚い感じの大きめの店です。店中にカウンターがクネクネとあって、安く食べられるような感じの店です。時々入ってましたが、ぼくは、新宿でならアカシアのロールキャベツを食べるほうが多かった。こっちの方が安かったように思います。

 

そのつるかめ食堂の横の方に地下に降りていく店がありました。ジャズヴォーカルのレコードを主にかけるワークショップという店です。

ワークショップは比較的明るくて、ほんの少しきれいでした。

カウンターがあって、その後ろの壁に酒瓶が並んでいて、バーっぽい店でした。

カウンターの端に湾曲したアクリル板かガラス板かでできた、正面および上方を保護するカバーがあって、その中にレコードのターンテーブルが二つ並んでいるのです。

レコードを聴かせるジャズ喫茶は、どこもターンテーブルは二つ以上あり、現在プレイ中のレコードが回っている横で、次にかけられるレコードが待っていて、沈黙の空白無しにジャズが流し続けられるようになってました。

 

この前、急にレコードという物を思い出しました。

ぼくのレコードプレイヤーの針は、なんとか式で一般のとちょっと違うらしく、買い替えの時に不便になってきたのと、CDが出だしてきたのもあって、結局、オーディオセット捨てました。アンプやスピーカーは使い回しが出来たはずですが、持ってたレコードもろとも捨てたのです。

 

しかし、昔持ってたアルバムがレコードで、そいつを思い出したときに、レコードプレーヤーのターンテーブルを思い出し、それからジャズ喫茶のターンテーブルを思い出したのです。

 

まあ、どうということの無い記憶をダラダラ読んでいただくことになり、すいません。

 

 

ところで、そのヴィレッジゲートというジャズ喫茶は、ぼくが3年生の夏休みに福井に帰って、また東京に戻ってきたときに、トルコ風呂(ソープランド)に変わり果てていて、呆然とした覚えがあります。

 


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