新型コロナのせいでジムを辞めてしまってから家でストレッチをしています。気ままにやっているので、却って気の済むまでやるようになってしまい、首のストレッチなんかも生まれてから一番丁寧にやっています。
腹筋運動も含めると、1時間近くやってます。
で、一生懸命伸ばしていると、音楽かけてするのが良いのでは無いかと思い、急にサンタナとジョン・マクラフリンの「至上の愛」という曲を思い出したのです。
余計なことを言いますが、ぼくは、このジョン・マクラフリンという人の苗字を正確に覚えてません。マクラグリン、マグラクリン、適当に口にしても誰からも咎められたことが無いからです。きっと、他の人もちゃんと名前覚えてないのだと思います。
そんなことはどうでも良いです。そんなことは、Googleで適当な名前で検索すれば、ちゃんと正しい名前を表示して、こっちじゃ無いの?と教えてくれる世の中になったのです。
それで、ちゃんとマクラフリンと書けるのです。
時を戻そう。
サンタナとジョン・マクラフリンが白いスーツを着て肩を組んだりしているジャケット写真が、ストレッチ中のぼくの頭に浮かんだのです。
この写真。
アルバム名は「魂の兄弟たち」でした。
この1曲目が「A Love Supreme(至上の愛)」でした。
「至上の愛」といえば、ジョン・コルトレーン。
日本人が最も愛するコルトレーンのナンバーというのは「至上の愛」だと聞いたことがあります。
ぼくは、この曲、それほど好きでは無いのですが、学生の頃はオーディオセットを持たずに、ジャズ喫茶でジャズを聴いていたぼくは、かかるレコードは他人任せという環境だったので、やはり「至上の愛」はよく聴いています。
コルトレーンは、他のアルバムに、より好きなものがあり、しかも、当時日本中がコルトレーンのファンだったので、ぼくは「コルトレーンが好き」とは言えずに過ごした、歪んだ青春だったのです。
時を戻そう。
カルロス・サンタナの「オエコモバ」を初めて聴いたのは、大学に入ってまもない頃だったような気がするのですが、とにかくあのリズムにやられたのです。「ブラックマジック・ウーマン」とか、フィリピンバンドもよく演奏してました。そういう時代でした。
あのサンタナが、白い服着て、うつむきかげんに立っています。
なんか違う。
「魂の兄弟たち」のジャケットはちょっと違和感を感じさせます。
まあ、マクラフリンはかまいませんけども。頭にマハビシュヌなんてくっつけちゃってますから好きにすれば良いです。
このジャケット写真、かなり印象に残っています。
さて、不思議なことに気がつきました。
レコードはジャズ喫茶でしか聴かないぼくが、なぜジャズ喫茶では掛けないであろうこのアルバムを印象深く覚えているのでしょうか。
ま、しばらくしたら理由は分かったのですけども。
すんません、余計なことでした。
さて、ストレッチを一時中断して、ぼくはiPad miniでYouTubeを開き、この曲を探しました。
便利ですね。すぐに見つかります。
聴いていると、半分過ぎて、「ア ラブ スプリーム」という繰り返すつぶやきが聞こえてきました。
これ、まるでお経のような、祈りのような感じ。
至上の愛というのは「神の愛」。
かなり宗教的な雰囲気です。
なるほどと思い、今度は本家、コルトレーンの至上の愛もYouTubeで探します。
おお、コルトレーン。
マイルス・デイビスが、何かのインタビューで、コルトレーンの話が出て、「ソプラノサックスを買ってやったら、朝から晩まで朝から晩まで朝から晩まで、それを吹きまくっていたんだよ」なんてことを言ってたのを思い出しました。
まあ、ソプラノサックスはこの際忘れて、こっちも終わりの方で「ア ラブ スプリーム」とうなっています。しかし、こっちは何ていうかリズムをとっているような感じで、やっぱジャズメンだなという気がしました。本人は祈りのつもりだったのでしょうか。
そんな気持ちで、今宵お届けする音楽は、全く関係無い、というかこの日だからこそのローリングストーンズ。
動画で見ると、若い頃のミック・ジャガーは、本当にそれほどカッコいいのかという、ずっと抱き続けている疑問が頭をもたげてきますが、気にせず行きます。
さて、どの曲が良いか、ものすごく迷いますが、今日はこの2曲。
ブラウン・シュガーとビッチです。
気分的に、このうちのどっちかと思ったのですが、決めれないので2曲続けてどうぞ。
Rolling Stones - Brown Sugar - 1971 - Top of The Pops - BBC UK.