「生チョコ」てのを知ったのは、ぼくが働き出した後でした。
たしか、仕事先の近くの洋菓子店の喫茶室で口にしました。あれは麹町辺りでの仕事だったので20代半ばすぎくらいです。
とすると45年ほど前。
すごく美味かったのを覚えています。
それ以前から生チョコはこの世にあったのでしょうか?
学生時代は、そんな洒落たもの、あるいは高価なものとは縁が無かったので、ぼくだけ知らないということは十分考えられます。
いつから存在するのか?
ググります。ぼくはネットを頼りに生きているのです。
1930年代にスイスのジュネーブの菓子店で作られたと書いてあります。
で、日本でお馴染みの、あの生チョコは、1988年に神奈川県の洋菓子店で初めて作られたとなっています。
あれ?
1988年より、もっと前に食べたんだけど。
まあ、生チョコ美味しいから、そんなことはどうでも良いじゃないですか、と自分に。
で、何が一体「生」なのかってのもね、よくわからないでしょ。
当初、「生チョコ」と言うから、チョコレートの生みたいな気がしました。
柔らかいし。
柔らかいのって「生」って気分でしょ。
しかし、生のチョコレートって、訳がわからない。
これも調べると、混ぜ込むクリームが生なんだって。
チョコレート加工品のうち、全体重量の10%以上の重量が生クリームで、水分が全重量の10%を占めるものを「生チョコレート」と定義されているとのこと。
これって、日本独自の規格。
やはり、チョコレートの生では無かった。
そんなことを調べながら、熱は下がったけど、今日も寝ている風邪ひきのぼくは、買ってきた生チョコをグニュッと噛むんです。