学生の頃、「リブヤング」ってテレビ番組がありました。
確か、日曜の午後だったと思います。司会は愛川欽也。
けっこう好きだったんです、その番組。
ある日曜日のその番組は、昔のロックンロールな感じのファッションの男女がたくさん出てきて、よくわからないけどツイストを踊りまくっていたのです。
そういうファッションの特集か、ツイストのコンテストか、なんかそんな感じだったと思います。
で、バックのバンドも出てました。
初めて見るようなバンドです。ぴっちりした革の上下来てロックンロール演奏してます。髪型はリーゼント。
あくまで後ろで演奏している存在に過ぎません。
複数のバンドが出ていたのか、一つだけだったのか覚えてないですが、とにかくやたら目立つ、というかものすごく気になるバンドがいました。
「なに、こいつら」
さすがにテレビで見ていたぼくらも、そんな事言い出しました。
ものすごく気になるんです。
番組の最後で、愛川欽也が、「今ミッキー・カーチスさんから電話があって、彼らのデビューが決まりました」なんて叫んでいました。テレビで見てて電話を掛けてきたんですって。
そのアマチュアバンドの名前が「キャロル」。
一番目立つベース弾いて歌っていたのは、矢沢永吉。彼の名前なんか、だいぶ後になって知りましたんですよ。
当時は、もしかしたら最初からデビュー決まってて、演出でそんな事したのかなって事も思ったんですよ。
今、この話書くのにちょっと調べたら、どうも演出なしの本当みたい。
彼ら、すごかったです。
でも、しばらくしたら解散しちゃった。
今、Wikipedia読んでたら、プロデビュー直前にドラムが「体が弱いから自信ない」って言って抜けちゃって、違う人連れてきてデビューしてるんですね。
でも、どう言えば良いのか、何が良いのかもわかってないんです、ぼくは。
とにかくものすごく気になって、しばらく他のバンドなんか聴いてられなかったんです。
大好きでした。
ということで、彼らの最初の曲、ルイジアンナ、どうぞ。