70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

豊川悦司の「丹下左膳・百万両の壺」 緊急宣言下でPrime Videoを観まくるシリーズ

豊川悦司です。

丹下左膳

丹下左膳・百万両の壷

丹下左膳・百万両の壷

  • メディア: Prime Video
 

のみとり侍」で頬に脂がついて、背が高いだけで、ベンガルみたいな顔に成り果てた豊川悦司を見て、若い時が見たいと家内が言うので、こいつを観たのです。

 

これね、チャンバラじゃありません。子供が絡む人情喜劇。

良いのは冒頭の大人数相手の豊川悦司の殺陣だけ。

丹下左膳という思い込みで観ると、かなりがっかりします。

 

豊川悦司、背が高いです。セットの鴨居はいちいち屈まないと頭打ちます。

相手役は和久井映見。これちょっと不安でしたが、けっこう良かったです。

 

和久井映見は、矢場の女将。「わたしゃ子供が嫌いなんだよ」と言って、不機嫌な顔で立ってます。

これがね、良いんです。観る前に、ああ和久井映見か、なんて言ったけど、良いんですよ。

ただ、豊川悦司の隣に立っていると、背丈の関係から、時々子供が立っているような気がしますけども。

豊川悦司丹下左膳は、和久井映見のヒモ、もう、全くヒモ、ただのヒモ。

 

この二人が、身内がいなくなった男の子の面倒を見ます。

世間を斜に渡っている二人が、子供に情が湧き・・・

まあ、そっち方面の定番ストーリー。

 

 

でね、この映画、後の出演者がダメ、と言うか、映画自体に緊張感ありません。

ダヨダヨの映画。

 

ようやく丹下左膳を恨む旗本が、剣の腕のある浪人(豊原功補)を雇って左膳を襲うのですが、この背の高い二人の斬り合いが、どうにも良くありません。

まあ、人情喜劇ですから、チャンバラなんてどうでも良いのです。

はすっぱな女とヤクザなヒモのコンビが、子供に情を移してと言う映画なんですから。

そう言うふうに思いを決めると、豊川悦司和久井映見もいいですよ。