子供の頃、ゴジラに代表される怪獣映画と、加山雄三・夏木陽介・佐藤允のトリオが出る戦争映画と、加山雄三の若大将シリーズを新作が出るたびに観に行ったのを憶えています。
当時は封切は二本立てだったので、上記の組合せが多かったのです。
気がつけば、全部東宝ですね。
クレージーキャッツのも何作か観ていますが、母親のウケが良く無く、こっちはシリーズ全部という訳にはいかなかったのです。
さて、プライムビデオでゴジラシリーズがあるのは知っていましたが、まだ観てはいませんでした。
それでも、やはり第一作目の「ゴジラ」は観るべきだろうと考えました。
昼間、水野久美をテレビで見かけたので、彼女の若かった頃も見ようと思いました。
さて、「ゴジラ」を観てみると、白黒映画。
そうだ、当時は白黒だと納得しつつ観てたのですが、なんせ宝田明が若い。すごく若い。
スマートで背の高い二枚目。かっこいい。
誰かに似ているというか、誰かが似ているのですが、その誰かがわからないまま、二枚目ぶりに感心していました。
相手役は、河内桃子。娘役です。若い宝田明の恋人。そう、おばあちゃん役ではありません。
そんで、平田昭彦が片目の眼帯をしている科学者で出てくるのですが、これも強烈に若くて二枚目。
水野久美は、まだ出演していません。
調べてみると、この「ゴジラ」1954年、昭和29年の作品。
ぼくは生まれてましたが、映画が見れる年齢ではありません。
さあ、ぼくはこの映画を観ているように思っていましたが、それは単なる思い込みだったのでしょうか。
三作目の「ゴジラ対キングコング」は観に行った覚えがあります。
怪獣映画を初めて観たのは「ラドン」だったのでしょうか。
ちょっと自信ありません。
ところで、この「ゴジラ」特撮は円谷さんですが、まだチャチい感じ。ミサイルや光線がまっすぐ行かないのです。
それでも、よくできた映画でした。
筋書きもよく考えてあり、面白いです。
観て良かったと思う映画でした。
時代が違うと言うか、こういう筋書きが似合う時代だったのです。
「フレンチに遅れそうだったから」なんて言葉が、するっと口から出なかった時代。
で、この美男美女映画、なんとなく今の韓流映画を連想してしまいますね。
予約した本を取ってきました
なんてことを言いながら、ぼくは昼間図書館から受け取ってきた、オルガ・トカルチュクの「昼の家、夜の家」のページをめくり始めようとしています。
これ、結構厚くて、字が小さいかも。