クエンティン・タランティーノですね。
これ、こんなに長い映画だとは思わなんだ。
これ、こんなに面白い映画だとは思わなんだ。
どんな映画か
西部劇です。
南北戦争が終わって数年くらいですか。
荒野は雪で真っ白。豪雪ですね。
吹雪の中を、駅馬車がやってきます。六頭だての馬車です。
黒人のガンマンが雪の積もった道に現れ、馬車を止めます。
元北軍少佐の賞金稼ぎマーキス・ウォーレス、サミュエル・L・ジャクソンが演じています。
雪の中で無理を続けた馬が死んでしまった。賞金のかかった悪党の死体を3つレッドロックの町まで持っていくんで馬車に乗せてくれと言います。
この馬車は、乗り合いでは無く、借上の特別仕立てだから、客に聞けと御者。
客は、「首吊り人」と呼ばれている賞金稼ぎジョン・ルース、カート・ラッセルです。
女だてらに1万ドルの賞金首デイジー・ドメルグを連れています。
「デッド・オア・アライブ」なので死体を持っていっても賞金はもらえるのですが、ジョン・ルースは生きたお尋ね者を連れて行って縛り首にするのです。
デイジー・ドメルグをレッドロックで縛り首にする予定です。
マーキスを乗せて馬車が進むと、今度は今からレッドロックの保安官になるという男が現れ、馬車に乗ることになりました。
さて、馬車は荒野の途中にある「ミニーの紳士服飾店」に到着します。雑貨や食事、そしてバーがある店です。
ここで馬を休ませて、2、3日滞在して大吹雪をやり過ごさないといけません。
店の経営者のミニーは、旦那を連れて母親のところに行っていると、留守を預かったメキシコ人が言います。
ジョン・ルースたちが到着する前に、別の駅馬車が来ているとのことです。
店の中には、レッドロックに向かう絞首刑執行人のモブレー、ティム・ロスが演じてます、
カウボーイのジョー・ゲージ、よくタランティーノの映画に出るマイケル・マドセンです。
そして、元南軍の 将軍で、黒人をたくさん虐殺したスミザース老人がいました。
彼らは、豪雪のために、この店の中に閉じ込められたのです。
さあ、この中に絞首刑にされるデイジー・ドメルグを救い出そうとしているギャング団の仲間が紛れ込んでいます。
それは誰なのか?
リアリティって
この映画は、アメリカらしい「おはなし」です。
ある時をさかいに、「リアリティ」ってすごく大事にされるようになりましたが、「リアリティ」って絶対なんでしょうか。
この映画、例えば毒を飲んで二人ほど死にますが、あのシーン、リアリティなんか気にしてません。
銃の撃ち合いのときもそうです。
そんなもんより、「おはなし」が面白ければ良いんです。
タランティーノが力強く、そう言ってくれてます。
リンカーンからの手紙
黒人の賞金稼ぎマーキス・ウォーレスは、エイブラハム・リンカーンからの手紙を大事に持っています。
リンカーンとはペン・パル、二人は文通をしていたのです。
ああ、この話、すごく良くて書きたいんだけど、今回はネタバレを避けているので、書けません。
ラストシーンでね、すごく上手く使っています。
どうか映画を観てください。
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プライム会員で無ければ、数百円で観れます。
昨日の晩、一緒に観ていた家内が寝てしまったので、今日ちゃんと観た家内と共に二度目を観ました。
二度目でも面白いです。