はい「エージェント・ウルトラ」、これ全く期待しなかったやつ。
期待しないのなら、なんで観るの?って、観たくなったから。
正直、きっと面白くないB級映画って気がするでしょう。タイトルも上の写真も。
実は、この映画観る直前に別の映画観出しました。ジーナ・カラーノの出る変な映画。「エージェント・マロリー」が割と良かったので、近未来を舞台にした賞金稼ぎというこっちのを見たら、しょっぱなで観るのが嫌になって止めちゃいました。
で、他に気楽なアクション映画が無いかと探したらこれを見つけたのです。
サングラスした長髪の男は ジェシー・アイゼンバーグ。「ゾンビランド」に出てました。あの映画好きなんです。ラ・ラ・ランドに出たときは細くなっていたのか全然魅力が無かったエマ・ストーンが、まだ可愛かった映画ですね。なお、こっちの映画にはエマ・ストーン出てません。じゃあ言及するなよって。
ジェシー・アイゼンバーグの横に寄り添うのはクリステン・スチュワート。かなりクセのある顔ですが、きれいです。チャーリーズ・エンジェルの一番新しいのにサビーナの役で出てます。
概要
主人公のマイクは、田舎町で暮らしているダメ男。マリファナ他いろんなドラッグをやってます。売人と友達だったりしています。パニック障害て言うのですか、町から出ようとするとダメなの。コンビニでバイトして暮らしています。
マイクは恋人のフィービーと一緒です。大好きなので結婚をしようと思い、指輪を買っています。
さて、実は、このダメダメ男のマイクはCIAの極秘プロジェクトで改造された殺人兵器のような男だったのです。本人は、すっかり全てを忘れています。
こう言う設定、ジェイソン・ボーンを思い出させますが、こっちはあれよりかなりダメ男なのです。
どうもプロジェクトは十分な成功とはならず、一回封印されて、マイクは記憶を消されて田舎町に埋没させられているのです。
このプロジェクトに関わっていたCIAのおばちゃん、ビクトリアは、左遷されてます。
しかし、事務職から出世していった現場を知らない男が、突然マイクの抹殺命令を出します。
このことを知ったビクトリアは自分が作ったマイクが生き延びれるようにマイクの前に現れて、スイッチを入れるコマンドを彼に囁きます。
さあ、マイクと殺し屋たちの戦いが始まります。
つまらないのと面白いのは紙一重
この映画、設定を見ると、とても凡庸。
つまらなくなって当たり前のような作品です。ジェイソン・ボーンと言う名前を連想してしまう時点でダメですよね普通。
でもね、マイクのダメさ加減が良いのです。そっとそばにいて彼を支えるフィービーの愛情もすごく良い。
マイクは、猿が主人公の漫画をせっせとノートに描いています。そう言う奴なんです。
ある日、自動車が車にぶつかった事故の処理を見ていて「自動車はずっと走って行きたかったんだけど、あの木は自動車を止めてしまったんだ。せっかく自動車が走ろうと思ってたのに。あの木は、ぼくなんだ。自動車のように走っていける君を止めてしまっている」ってフィービーに言いながら泣くんです。
フィービーと一緒にハワイに行こうとしたんだけど、空港のトイレでパニックになって、結局飛行機に乗れなかったのです。
「そんなことない」とフィービーは優しく彼を慰めます。
ちゃんとしたいのだけどダメなマイク。
そのマイクが、突然スィッチが入って、ジェイソン・ボーンみたいになってしまうのです。
やはりジェシー・アイゼンバーグとクリステン・スチュワートが良いんですよ。マイクとフィービー。
フィービーは、まるで母親のようにダメなマイクを理解し励まします。
このフィービーが変化していきます。
マイクは、一度フィービーから離れますが、最後にやはり愛しているのはフィービーだと。
ラストはホームセンターの中での闘い。ノコギリやハンマー、包丁などいろんな武器が棚にありますから。デンゼル・ワシントンもホームセンターの中で戦う映画に出てましたね。アクションとして面白い舞台なんです。
ぼくはこの映画大好きです。
あ、面白くなるのは、ちょっと過ぎてからですので。