70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

ホワイトシェパード

ああ、やっぱりあの犬のことを書かないといられない。

散歩の途中、真っ白い大きな犬がベンチの上でフセをしていました。

そうとうでかいです。ちょっとお目にかからないくらい。一時期流行ったゴールデンリトリバーと比べて一回り以上大きいです。

耳がピンと立ってます。

横に飼い主の女性が座ってます。

もののけ姫に出てくる大きなオオカミみたいな感じ。

 

そのまま、ぼくは歩き過ぎたのですが、どうしても気になって引き返し、「その犬は、なんていう種類ですか」と飼い主に聞きました。

ホワイト・シェパード。

ああ、そうだ、真っ白で分からなかったけど、これシェパードです。

シェパード自体、最近ほとんど見なくなりましたが、たしかにシェパード。真っ白のシェパード。

メスだそうです。

そんな話をしていると、犬はタラタラとベンチから降りて僕の方に近寄ります。

ああ、なんと愛想の良い犬。

飼い主が、太いリードをキュッと握りしめました。

 

その気持ちわかります。

どんなにおとなしい犬でも、万が一に人を噛む可能性は無いとは言えません。

どんなに可愛がっている犬でも、一回でも人を噛んだら終わりです。その瞬間、自分の手元からいなくなります。

それに、初対面のぼくが、どんな事をするか、予想できません。

とにかくデカイ犬です。力ではとても敵いません。リードを握りしめても、制止できません。

 

撫でたかったけど、撫でませんでした。

またね。

頭の上あたりで、指をひらっとさせました。

子供の表情で、ぼくの方を見上げました。

ああ、かわいいなぁ。

 

ぼくが子供の時、テレビで「名犬リンチンチン」というドラマが放送されていて、主役はシェパードでした。

それから「名犬ラッシー」というテレビドラマもあって、こっちはコリー犬。

どちらも、福井では、実際に町で出くわすことは、ほとんどありません。

でも、大きい犬は良いですね。