福井市は、戦争の時に空襲を受けて街が焼け、その3年ほど後に、今度は福井大地震に襲われ、再び街が壊滅しました。
その復興の際に、おそらく都市計画の都合上だと思うのですが、町中の墓を全部足羽山の西部分に集中移動させました。
これは本当に良い措置だったと思います。この墓地の経営は各寺から離れて、市営になりました。
ただ、足羽山は昔から、笏谷石という石の採掘が行われており、足羽山の下及びその周辺の一部は地下が空洞になっています。このため、10年以上前に足羽山の西墓地の一部が陥没したことがありました。
うちの墓も足羽山にありますが、幸い陥没箇所からは離れています。
さて、今日は久々にお墓の草むしりをしようと夫婦で足羽山へ向かいました。
墓地の真ん中で写真を撮るのはなんとなくマズイ気がして、足羽山公園と西墓地の境目あたりの写真を撮りました。
うちの墓は、かなり面積広いです。周りの墓も広いです。
8畳以上の、おそらく10畳間程度の広さです。
草むしりと、植え込みのツゲの散髪。
ちょっとやって、後は家内に任せて、ぼくは散歩に行きます。
墓地から、公園方向に。小さな動物園に行くまでがちょっときつい上り坂です。
中学か高校かの校内マラソンは、この足羽山がコースで、この坂を心臓破りの坂と呼びましたっけ。よくこんなところ走りましたね。
仏舎利塔で引き返します。
写真中央の小さなお堂には、若い住職がいます。日蓮宗でしょうか、木柾の音が耳を打ちます。もうじき墓地です。
30分以上留守にしているうちに、植え込みのツゲは丸坊主に近く刈られていました。
風通しを良くしたと家内が言います。
散乱した草、葉、枝などをかき集めて、山の斜面側に捨てに行きます。これはぼくの仕事で、何往復かしてすっかり汗だくです。
山の道は木陰が多く、車で登ってきて、駐車場に置いて散歩するというのもアリだなと思いながら山を降りました。
山のふもとには安倍川餅を売っている餅屋が多く、今度来たら買って帰ろうと思いながら、やっぱり今はかき氷のアイスが良いですね。