70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

九州場所面白かったんだけど、ちょっと言ってみたいこともあるんです

どうもね、昨日九州場所が終わってから、なんとなく心が穏やかなんです。

場所が終わってホッとしていると言う変な状況。

ああ、もう相撲中継を見なくて済む。

そんなこと言うと、最初から見ろなんて誰も言ってないよ、と言われますね。

でも、ほんとそんな感じのまったりした気分なんです。

 

佐渡ケ嶽審判部長が変な人で、9月の場所が終わってから、ずっとはっきりしないんです。

ほら、貴景勝が11勝で優勝したでしょ。

こんな勝ち数では優勝してもダメみたいな感じなんだけど、はっきり言わないんです。貴景勝にとっての九州場所の意味合いを。

 

ご存知だと思いますが、大関が2場所連続優勝、あるいは優勝に準ずるような好成績をおさめたら、審判部が横綱に推挙するために役員会の開催を要求します。

その審判部の行為が、横綱昇進のための一連の手続きの発端になるんです。

 

審判部てのは、ただ取り組みの勝敗についての判断を仕切っているだけでは無く、割の作成、要するにその日誰と誰が相撲を取るか、マッチメーカーの役割もするし、力士の昇進にも大きく関わる重要なポジションです。そうです、審判部長というのは大変な地位なのです。

優勝経験も無く、関脇が最高位の佐渡ケ嶽親方には、ちょっと荷が重いかもしれませんね。

彼の前は、元横綱旭富士伊勢ヶ濱親方が務めてました。

 

はっきりしていて公平でみんなの信頼のある人ならば、別に元横綱で無くても良いのですけど、はっきりしないのはダメですね。

現役の時の番付と関係なく、自分の考えをはっきり言えば良いのです。

11勝という勝ち星が、横綱となるためには不足ならはっきりそう言うべきです。

それならば何勝以上の優勝と、役員会に頼んで内規を修正すれば良いのです。

あるいは、何勝以下の優勝は優勝とは呼ばない規則にするのです。

 

曖昧な基準というのは、そこに変な権力が生まれます。それは、相撲に限らず、どんな世界でも無い方がいいです。

逆に言えば、曖昧な基準のおかげで、威張ることができるようになります。一般社会における役人の権力生成は、こういう曖昧さを元にしています。

 

ま、一般の話は置いておきましょう。

佐渡ケ嶽は、貴景勝の昇進について、九州場所を最後まで見てからしか言えない、と言い続けました。

ということは、星によっては横綱の可能性があるということなんでしょうか。

それなら、そう言えば良いのです。

貴景勝の昇進については、九州場所の成績によるとは、最後まで絶対に口にしませんでした。

 

変なの。

ぼくは、九州場所については、再び貴景勝の11勝4敗の成績での優勝になると面白いなと思ってました。

その星でも優勝は優勝。で、二場所連続優勝。

佐渡ケ嶽はどう言うのか見たかったのです。

これでダメと言うのなら、ある程度明確な基準が必要になるでしょ。

過去、連続優勝して横綱に昇進しなかった例が無いのですから、それでダメだと言うのならちゃんとした理由を佐渡ケ嶽が公表しなければならないし、なかなか見ものです。

 

結果は、ご存知の通り霧島の優勝。

貴景勝には目がありませんでした。

ホッとしてるでしょうね、相撲協会

佐渡ケ嶽がどう考えるんじゃ無くて、彼が忖度する相手がどう考えるかが大事なので、佐渡ケ嶽ははっきり言えなかったんでしょ。

 

 

9月の場所も、貴景勝は角番脱出の場所でしかありませんでした。

熱海富士が12勝で優勝するはずの場所。

千秋楽で、固くなった熱海富士が朝乃山に負けちゃって、貴景勝にチャンスが再び訪れて、そんならやるしか無いと言うことで決定戦で勝っちゃっただけなんです。

だから、まあ九州場所貴景勝の綱取りの場所ってのはおかしいと、ぼくも思います。

そういうふうに、はっきり言って欲しいだけなんです。

 

はっきり言わないから、全勝か14勝の優勝じゃなきゃと、あるいは13勝でもなんとかなるのかな? なんて、応援する方も力が入りすぎて、3敗した途端に疲れ果ててしまったんです。

 

まあ、そういう九州場所は終わりました。

せめて正代は勝ち越して欲しかったけど、熱海富士のおかげでとても面白かったです。

ぼくは昔、霧馬山はきっと横綱になるって思ったんです。来場所は綱取り。ぼくもとても嬉しいです。

 

 

 

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