70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

玉鷲の義弟、30歳にして新十両となった玉正鳳の今までがすごいんです

NHKの相撲中継では、新十両の力士へのインタビューなんてことをしています。

十両の取り組みが終わって、幕内の土俵入りから実際の取り組みが行われる間の時間を利用して、一日に一人。

新十両の力士ですから、その人数だけなので、毎日あるわけじゃありません。

 

今日の新十両インタビューは片男波部屋の玉正鳳。

モンゴルの人で、この人30歳、割合遅い新十両です。

昨日、話題の落合に勝った人。

幕下に朝乃山がいた時に、朝乃山に勝った人。

 

この人、すごくいい感じで、話し方もソフトなんです。

京都の老舗の若旦那って感じすらします。

ぼくら夫婦もファンになってしまいました。

 

しばらく見てて、この人、玉鷲の奥さんの弟だと思い出しました。

片男波だから義兄と同じ部屋です。

玉鷲を見てるから、こんなに感じがいいのでしょうか。

 

経歴すごいというか面白い Wikipedia調べ

出世が遅いなあと思ったのですが、ちょっと調べてみると、この人の経歴すごいんです。

この人は相撲をしてこなかった人です。

お父さんは、モンゴル相撲と柔道の監督で、教え子に朝青龍日馬富士等そうそうたる人たちがいます。でも、玉正鳳は相撲に興味が無かったそうな。

 

しかし相撲がしたくなって、2011年6月に来日。当時の高島部屋に入門しようとします。

ところが、新弟子検査の前に、高島部屋の所属力士がゼロになってしまい、部屋は消滅。

 

2011年7月に、春日山部屋に引き取られて弟子になれました。この時の親方は第20代春日山

ご存知の方もいらっしゃるでしょうけど、春日山部屋は、第20代と第21代親方の間でトラブルが起きました。金がらみです。

で、訴訟があったりして、もめた挙句2016年10月に春日山部屋は閉鎖となります。

春日山部屋の力士などは、とりあえず追手風部屋預かりになります。

 

2017年2月に、旧春日山部屋にゆかりがあるのでしょうか第15代中川が師匠として中川部屋を立ち上げ、旧春日山部屋の力士たちは、ここに引き取られます。

しかしながら、これまた御記憶のある方がいらっしゃるでしょう、中川親方の弟子たちへの暴力事件が発覚します。

2020年7月に中川部屋は閉鎖になります。

 

ということで、玉正鳳は義兄のいる片男波部屋に引き取られて、この度めでたく新十両となったのです。

人に歴史あり。

なお、玉正鳳という四股名は、片男波部屋でつけてもらったものです。それまで3つほど違う四股名がつけられてました。

 

大変な力士人生ですね。これからどんどん出世してもらいたいものです。