福井市の広報誌「FUKUI」という冊子が、回覧板と一緒に回って来て、各家で一つずつもらうんです。
で、そいつをパラパラとめくって見てると、「婚活スクール」というのとか「婚活交流会」とかの紹介や募集が目に付きます。
昔は世話好きのおばあちゃん、おばちゃん、おじさん、はたまた営業魂胆の家具屋や呉服屋が、たんまり写真を持ってきて見合いの世話をしてくれたものです。
今のネットの出会い系みたいなのは、はっきり言ってどこの馬の骨か分からない情報で満ちていて、「お見合いは嫌だ、結婚は恋愛の結果で」と言い張っている男女がそれを利用しているみたいですね。
ネットで出会うのも、集団見合も、世話好きが紹介してくれるのも、同じなんですけどね。全部、婚活。
なんやかんや言いながら、やっぱりやっているんだ。
あんまり見合いは嫌だと言い張るので、世話好きの人たちはいなくなってしまったのでしょうか？
人口減少を防ぎたいなら、ある程度他人のお世話になって結婚相手に巡り合うのも良いように思いますけど。
教育費をただにするより、ずっとマシだと思うんですけど。
世話好きの人たちは、上手に釣り合いそうなのを持ってきますし、どこの誰かはっきりわかっている情報に基づいてますから安心で合理的ですが。
ま、そんなこと言っても、もうそういう人たち、仲人さんてのはいないんでしょうね。絶滅危惧種、あるいは絶滅種。
