冬に行く札幌、好きです。
唐突に、さっきそう思いました。
雪が降ってる札幌。
そのせいで、帰りの飛行機が飛ばなかったりしますけど。
福井に降るのと違って、もっと軽い感じの雪。
雪の中を普通の靴で歩いているのに衝撃を受けました。
後でわかったんですが、道の下と言うか、奥の方と言うか、熱を通して雪を消しているんですね。
こういうの、わかりますでしょうか?
福井は、寒さが中途半端なので、雪が水気を含んで、ボトッとしているのです。
で、車道の雪は水で溶かすから、道に水が溜まってます。
しかも、歩道には融雪がなく、雪がつもっています。この雪は、踏み固められ、ツルツル滑るか、柔らかいまま足を踏み込むと、ズッポリ穴にハマるような感じになります。
このため底がゴムの凸凹になった防水の履物になります。ゴム長が一番で、あとスノーブーツが代表的かな。
札幌は、さらさらした雪で、しかも道路をあっためて積もらないようししているので、普通の革靴などで歩いています。
まあ、ぼくが行った時よりももっと本格的に降ると、違うのかもしれませんが。
なんか「都会だな」って思ってしまったのを覚えてます。
ちょうど通勤時間だったから、スーツの上にコート、女性もステキな感じ。
夕方近くになると、コンビニにも、美容院でセットした髪で、ばちんと和服で決めた、ママさんという風格の女性がウロウロしたりして、なんか「こいの〜まち、さっぽろ〜」と古い歌が口から出てしまいます。
決して悪い意味で言っているんでは無いのですよ、街全体が、どことなく浮ついた感じがするのです。
ぼくもまた浮ついた気持ちで街を歩きます。
時計台辺りからすすき野に向かって歩きました。
もう暗くなった頃です。
こういう散歩好きです。
歩くと、それぞれの街の個性がわかります。
ワクワクしながら歩きました。
大きなニッカの看板を見た時に、ああ、探偵はバーにいるんだろうなって思いました。
小さなジンギスカンの店に入って、ワインでパクつきましょう。もう一人前って肉のおかわりしながら。