本日、図書館で借りたもの
この前、ちょっと書きましたが
目が覚めた時に、矢作俊彦を思い出しました。
まだ読んでいない二村永爾が主人公の作品は無いのかとウィキペディアで調べると、あったんです。
「フィルムノワール 黒色影片」
図書館にあることも確かめましたし、行けば借りて帰れる状態で、どの棚にあるのかも調べておきました。
例によって、もってまわった矢作俊彦らしい表現の文章が、扉を開くとガンと目に飛び込んできます。
ほんとにこういうのが好きなのか?と自分に問いたくなりますが、きっと好きなんでしょうね。
一時、矢作俊彦と村上春樹とチャンドラー は、出来るだけ読まないようにしていた時期がありました。まあ、年金もらうようになりましたから、好きなように読んでも良いでしょう。
もう一冊は、ナイジェリアの作家の作品。
アフリカとか南米とかの作家、結構面白いです。
この作家、チママンダ・ンゴズィ・アディーチェという人の作品が、何冊か棚に置いてあるのは以前から気になっていました。
まだ、読んだ事がなく、女性だと知ったのは今日です。
数冊あるうちの、1番薄いのを選びました。
思い出した作家、あるいは本
この前から、何人か頭をよぎっているんです。
ただ、ずいぶん昔に読んだのばかりで、さて書こうかと思うと、記憶が非常におぼろげです。
とりあえず、1つずつ、ということで。
で、今回は、ドン・ウィンズロウ。
この人、いろんな作品を書いていて、なかなか達者な作家なのですが、ぼくが好きなのは、ニール・ケアリーのシリーズ。

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ニールは父親がわからない売春婦の息子、ニューヨークのストリートキッズ。
小さい時から悪いことをして生きてきましたが、11歳の時に財布を狙った相手がベテランの探偵で、見事に失敗。その探偵グレアムはニールの父親がわりになり、探偵のイロハを仕込んだりして、ニールを育てました。
でも、ニールはプロの探偵にはならず、勉強して大学院で文学を目指します。
それでもグレアムの所属する会社から依頼され、というかグレアムに頼まれ、探偵もやります。
いわゆるソフトボイルドというジャンルだと思います。
ニールの探偵にふさわしく無い、純粋性のある性格、感性、ちょっと切なくなります。
このシリーズは、他にも何作かあるのですが、ぼくの好きなのは、この最初の2作です。
「ストリート キッズ」は、第1作目。
グレアムと知り合ういきさつから、描かれます。
有力な上院議員の17歳の娘を探す依頼を受けます。ちょっとあばずれかな。
はい、ニールは、この娘に恋をします。
ちょっと切ないです。
「仏陀の鏡への道」は第2作。
中国に行ってしまいます。
はい、ニールはきれいな中国の娘に恋をします。彼女の過去には文化大革命が絡みます。
今度も切ないです。
ニールは、ナイーブな心を抱えた若者で、そして探偵なんです。
ああ、今度読み直そう。
ぼくは第2作の方が好きかな。
だらだら思いつくまま書いてしまいましたが
例によって、60歳代のボタン押していただけると、うれしいです。
よろしく、どうぞ。