昨日の書き込みは、ただGYAOへの腹立ちを書いただけで、観た映画「ジョン・ウィック」に対して、あまりに冷たい態度ではなかったかと反省がこみ上げてきます。
で、ちゃんと?書きます。
全体として、マンガ。いや、マンガでも、これやるかよという感じ。
これ悪口ではありません。そういうところが良いのです。
あ、ピッタリの表現見つけました。
出演者についてうだうだと
まず、引退した殺し屋が復活して、たった一人で、ギャング一味をほとんど皆殺しにするという「座頭市」みたいな騒動を引き起こした張本人、大バカ者は、シオン・グレイジョン、「ゲーム・オブ・スローンズ」の。
映画での役名は、当然シオン・グレイジョンでは無く、ヨセフ・タラコフ、ロシアンマフィアのボスのバカ息子。俳優はアルフィー・アレン。
この人、本当にこう言う役ピッタリ。似合い過ぎて困るくらいです。
「ゲーム・オブ・スローンズ」が長いし、没頭して見ているので、そこに出ている俳優が、別の作品に出てると、すぐに目に付くようになってしまいました。
さて、そのバカ息子の父親、ロシアンマフィアのボスは、髭面で、だれかよくわかりませんでしたが、ああ、あれだ、スェーデン版の「ドラゴンタトゥーの女」のミカエル。ハリウッド版だと007のダニエル・クレイグが演じた役ですね。
この人、ミッション・インポッシブルなんかにも出てますね。
そんで、影ながらジョン・ウイックを助ける友人である殺し屋は、ウェス・アンダーソン組のウィレム・デフォー。怖い顔の人です。
で、「GIジョー バック2リベンジ」や「エージェント オブ シールズ」にも出ているパリパリした顔のエイドリアンヌ・パリッキが、ジョンをやっつけようとする女殺し屋に出ています。
あ、主演は東洋の血が入ったキアヌ・リーブス。
あらすじ みたいなもの
とりあえず、ネタバレを恐れる映画ではありません。
主人公は、元ロシアンマフィア所属の殺し屋。
好きな女と結婚したくなり、組織を抜けました。
しかし、最愛の妻は病気(たぶん)で亡くなり、生きる意味を失った時に、荷物が届きます。
亡くなる直前に、妻が手配してくれた仔犬です。
妻からの最後のプレゼント。
可愛いです。
そして、ジョンは、69年のマスタングに乗っています。
アメリカって、こういう昔のエンジンのでかい車って好きですね。
いろんな映画やドラマで主人公が、そういうのに乗ってます。
さて、ガソリンスタンドで給油してると、いかにもバカという三人組がやってきます。
一番背の低いロシアンマフィアのボスのバカ息子がジョンのそばに来て、クルマを譲れと言うけども、当然拒否。
そこで、夜、ジョンが寝てるところを襲い車強奪、ついでに仔犬を殺していきます。
息子が誰の車を盗んだのか知ったマフィアのボスは、息子を殴り、ジョンに電話を入れて穏やかに話をつけようとしますが、すでにジョンは怒ってます。バカ息子を殺すことに決めてます。
どんなことがあっても、殺すと決めた相手を殺す、特別に腕の良い殺し屋だったのです、ジョン・ウィックは。
話し合いを諦めたマフィアのボスは、何人もの手下をジョンの家に送り込みますが、全員殺されます。
バカ息子は、大勢のボディガードを配置してディスコの地下で遊んでいますが、そこにジョンが現れ、大量殺戮。バカ息子は裸で逃げます。
とにかく、気持ち良いほどジョンは、殺して殺して殺しまくります。
そして、ボスを脅して息子の隠れ場所を吐かせ、これまた大量のガードを殺しまくって、バカ息子を殺します。
ま、最後はボスも殺すのですが。
市っつあーん!!
この殺戮の爽快さは、座頭市が仕込み杖一本でヤクザの一家を皆殺しをするあれと同じです。
ジョン・ウィックの逸話を語り、最初から恐れるボス、ジョンが泊まりに来た殺し屋ばかりが利用するホテルの人たちがジョンを丁寧に扱ったり、それにあの無言の素早い殺陣、どれをとっても座頭市のテイストです。
目が見えるけど、ジョンは座頭市です。
面白いのは当たり前。