70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

ビリーったってアイリッシュじゃ無いよ。ビリー・ホリデイ。今夜はジャズヴォーカルを。

ビリー・ホリデイってご存知でしょうか?

「奇妙な果実」てタイトルですぐに思い出される方もいらっしゃるかも知れません。

レディ・デイってあだ名で呼ばれていたことも有名ですが、スゥイングジャズ時代、レスター・ヤングがテナーサックスを吹いていた頃の女性ジャズシンガーです、とても有名で、人気のある。

これを書くのに、Wikipediaで確認して驚きましたが、彼女、亡くなったのは1959年。もっと早いと思い込んでいました。

ダイアナ・ロス主演で、映画にもなっています。

 

ビリー・ホリデイが、歌手になったエピソードが、なんかいい感じで覚えています。たぶん、出来過ぎなので、これフィクションなんだろうと思いますけど。

仕事が必要だったビリー・ホリデイが、踊り子を募集しているクラブのオーディションを受けに行ったのです。

結果は、ダメ。

ガッカリして引き上げるビリー・ホリデイに、その店でピアノを弾いている黒人が声をかけたのです。

「ねえちゃん、歌は歌えねえのかい?」

 

 

ビリー・ホリデイと言えば、みなさん、いろんな曲を思い浮かべるでしょう。

今日は、2曲だけ貼り付けてしまいます。

 

まず、I'll be Seeing You。

タイトルどおりの一行目に続き

二人の、たぶん、思い出の場所が、次々と出てくる。

あの小さな喫茶店で、通りの向こうの公園で・・・

そういった場所で、私はあなたに会うでしょう。

そんな内容で、去っていく相手との別れを惜しむ歌なのかな。

 

出征する兵隊さんのためにビリー・ホリデイが歌ったら、みんな涙を流したって話です。名曲です。

 


Billie Holiday - "i´ll be seeing you"

 

 

そして、2曲目は、I'm a Fool to Want You。

わたし、どうしようも無くあなたに夢中なの、バカみたいにあなたが欲しいのよ。

 

これ元々、男の歌。シナトラ。

でも、女がこう言うのもなんか感じでしょ。

 


I'm a Fool to Want You

足羽山は老人たちのアスレチック場

ここ4日ほど腰が痛かったのと、天気も悪い日がありましたから、散歩に出ませんでした。

今日は、ちょっと腰の具合が良さそうだし、天気は良いし、無茶苦茶暑いというわけでも無いので、短い散歩に行ってみようかなと思いました。

ちょうど家内が30分ほど墓の掃除に行きたいと言うので、足羽山西墓地へ車で行ったのです。

道具をうちの墓に運び、ぼくは墓掃除はまだキツイので、後は家内にお願いして、30分の間そこらを歩いてくるという寸法です。

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西墓地の外れというか足羽山公園との境目には、いつものお大師さんがいます。

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30分というと、片道15分。

子供動物園まで行って帰ってきましょうか。

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この写真、勾配が分からないなあ。

結構きつい坂です。中学か高校の時に、足羽山でマラソン大会をやりましたが、この坂は、心臓破りの坂と呼んでいたのです。

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ぼくの子供の頃は、ここは子供動物園と呼んでたのですが、正式には足羽山公園遊園地という名称でした。

 

月曜日の朝は、足羽山は年寄りたちの運動場です。

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木の枝を杖のように持って歩いているおじいさんが、時々道の端の草むらを木の枝で突いて様子を見るのです。

何をしているのかと思っていたら、後ろから来た別のおじいさんが「キノコの季節ですか?」と呼びかけます。

「そうなんですって」

語尾の「って」というのは福井弁で、なんとなく語尾につける音です。まあちょっとカジュアルな感じ。

多分、見ず知らずの老人二人は、嬉しそうに話を始めました。


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検察庁法を読んでみると。この前の黒川元検事長の件は

若狭さんて弁護士いるでしょう。一時期小池都知事の子分だった人。

元検事。

あの人ね、この前話題になっていた黒川さんと、その黒川さんのポスト継いで、そして次の検事総長になるであろう林さんと三人同期なんだって。

若狭さんが言うには、黒川さんは昔から麻雀してたそうな。

若狭さんは麻雀するんですか?という質問に、「しますよ」という答え。

同期なら、黒川さんとも麻雀したことはあるんですか?

「いや、黒川さんとは無かったですね」って、ちょっと間があってからの答え。

 

まあ、そんなやりとりはどうでもいいのです。

なんやかんやで、報道も野党の言うことも、他の人たちの言うことも、なんか変なので、現行の検察庁法を読んでみました。

 

検事の役職

第三条 検察官は、検事総長次長検事検事長、検事及び副検事とする。

話題になった黒川弘務さんは東京高検の検事長でした。

検事総長は、稲田伸夫さん。

 

検事の定年

第二十二条 検事総長は、年齢が六十五年に達した時に、その他の検察官は年齢が六 十三年に達した時に退官する。

基本的に63歳の誕生日に定年退職。

ただ、トップの検事総長だけは65歳で定年退職。

 

上の三役の任免権者

第十五条 検事総長次長検事及び各検事長は一級とし、その任免は、内閣が行い、 天皇が、これを認証する。

検事総長次長検事検事長は、内閣がということは、実質的に首相が任免します。

「任免」とは、任命と免職(免官)の二つ、役目につけ、役目をやめさせるのは、首相がすることです。安部さんが好きに出来るということになります。

なお、しつこいですが、これは現行法の条文です。

 

天皇の認証というのは、その行為が正当な権限のある機関でなされたことを確認して、そのことを保証するということで、この場合は、内閣総理大臣が決めたことを確認するということになります。

 

内閣の中で、首相の案に賛成しない閣僚はいないのか?

はい、日本国憲法第68条を見てください。

内閣総理大臣は、任意に国務大臣を罷免することができる。と書いてあります。

任意にですから、「不当な罷免だ」とは言えないのです。

首相が決めれば、それが内閣の決定となります。

 

 

指揮権というのまである

第十四条 法務大臣は、第四条及び第六条に規定する検察官の事務に関し、検察官を 一般に指揮監督することができる。但し、個々の事件の取調又は処分については、 検事総長のみを指揮することができる。

 

上の条文にある第4条、第6条てのは、刑事事件については検察が犯人を起訴しますが、その公訴などと、それから検察の捜査の職権を指します。

要するに、いざとなれば検察は法務大臣の指揮下に入るのです。

 

 

ただ、あんまりひどいことはしないのでしょう

法律的に人事権は首相が握っているし、いざとなれば法務大臣を通じて検察の仕事に口がだせるのですが、ひどく強硬なことはしてないですね。

指揮権もずいぶん昔に一回発動されたことがあるだけですし、人事もあまり強引なことをすれば、不当だと非難されますから、次の選挙に不利になります。

このあたりは、選挙という行為で、ぼくら国民が判断が下せるようになっている仕組みの良いところ。

ただ、自分たちがちゃんと判断し投票しなかったらダメなんです。こういうルール。自分たちの権利は自分たちで守り、行使しなければです。

 

 

この前の騒動はアホらしい

検察の慣例

1・検事総長は2年したら身を引く

2・東京高検の検事長が次の検事総長になる

 

変なの。

なんとなく人事は順送でうまいことなっているって感じ。

総長が2年で身を引くって言われると、なんとなく下の定年の63歳で総長に就任して65歳の定年まで務めるという役人にとっては安楽な状況をキープしてたって感じ。

いくら首相が任免権を持っているといっても、いちいち面倒なので、検察庁の方から出てきた案をそのまま採用してるんでしょうね。素直に納得できます。

 

この前の騒動

今の検事総長の稲田さんが総長に就任して、2年が経過するのが7月。たぶん7月が誕生日なんでしょうね。

で、東京高検の検事長だった黒川さんの誕生日が2月なんです。

 

めでたく稲田さんが検事総長の定年を迎えて、黒川さんに席を譲れれば最高なんでしょうけれど、その前に黒川さんが63歳で定年退職しちゃうから、稲田さんの期間満了を待ってられない。

 

じゃあ、悪いけど、稲田さん2月で辞職してよ。

ええっ、そんな、殺生な。定年まで待って下さいな。

仕方ないなあ。じゃあ、黒川さんの定年を半年延長すれば良いんじゃない。

 

と、まあ雑だけど、こんな感じだったんでしょうか。

 

ただ、ここからは、ぼくの勝手な妄想なんですが、

みなさん誕生日は様々ですから、きちんと定年がじょうずにつながる事ばかりだとは考えられないです。

そういう時は、定年が65歳の検事総長が譲ってたんじゃないでしょうか。だって、他の人たちは63で定年なんだから、譲るでしょう普通。

今回、譲ってくれなかったことが騒動の原因ですが、次の検事総長に黒川さんというのを納得してない勢力があったという事でしょ。

 

若狭弁護士は、今回、黒川さんの跡についた次期検事総長の林真琴さんは、司法試験に受かった時から将来の検事総長を嘱望されていたと言いました。優秀な人なんでしょう。本人は裁判官になろうと考えて検察庁に入るつもりはなかったのだけど、説得されて検察庁に入ったんですって。

これ、どうでもいい話だけど、ちょっと変な話でしょ。

 

まあ、知らん話に尾ひれを付けない方が良いですね。

黒川さんは菅さんの方面からの推しで、林さんは名古屋に飛ばされて、黒川さんは東京で次期検事総長というお膳立てでしたが、役人としては定年の時に思い知らせてやると密かに考えていたんでしょ。

 

法律ではああなっているけど、俺たちの検察庁だから内閣の好きなようにはさせねえぜ。

検察のOB達まで出てきて、みんなで反対したのは、別に正義とかそういう次元の問題じゃなくて、役人vs政府(それは民という意味でもあります。選挙の結果ですから)の綱引きに過ぎないように見えるかもしれません。

マスコミと野党は、なんだったんでしょうか。

 

 

ボツになった改正案 (以下は個人の妄想ですよ)

現行の制度をみると、あの改正案、大声で言われているように、検察が首相の方を向いて忖度しなければならないようなものじゃ無いと思います。

 

役人天国というのは、どの役所においても排除していかなければなりません。

しょうもない改正案の裏に、次期検事総長の席を巡っての役人と政府のつばぜり合い。

アホらしい限り。

林さんという人は、同期だった若狭弁護士が言うには、非常にバランス感覚の優れた人だそうです。単純に一直線のことだけを考える人では無いと。だから、内閣にしたって都合の悪い人では無いという事なのでしょうか。

よくわかりませんが、役人が自分たちを守り抜いたという事なんでしょう。

 

セットで出していた公務員の定年延長の案も廃案にしたのは良かったと思います。

 

 

本日の図書館と、甲斐バンドとキングコング

コロナのおかげで図書館の返却日までの日数が倍になっていました。

先日借りた、赤松利一の「犬」と「らんちう」、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」は、明日が返却期限でしたが、今日返却に行きました。

 

みなさん続々と図書館に入っていきました。やはり自粛生活も本があると耐えられるのです。

今日借りてきたのは5冊。

 

まず、どうしてもAmazonで出せませんでした 浮穴みみ作の「月の欠片」祥伝社

剣樹抄

剣樹抄

  • 作者:丁, 冲方
  • 発売日: 2019/07/10
  • メディア: 単行本
 
すべては1979年から始まった: 21世紀を方向づけた反逆者たち
 
世界史は99%、経済でつくられる

世界史は99%、経済でつくられる

  • 作者:宇山 卓栄
  • 発売日: 2016/10/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

以上。

世界史をちょっと勉強しようかと、3冊借りてきました。

 

冲方丁は、「マルドゥック・アノニマス」の5巻目が5月の末に出たはずなので探したのですが、見つからず、「剣樹抄」というのは読んで無かったのでこれを借りたのです。

 

浮穴みみさんは、全然知らない作家なので試しに。しょっぱな読み始めると、結構面白そうです。

 

 

 

さっきテレビで甲斐バンドの「最後の夜汽車」てのを聞いたのですが、サビの「君が乗った」というところのギターが、どこかで聞いたような感じなので、貼り付けておきます。


甲斐バンド「最後の夜汽車」





 

ミネルヴァ法律事務所の闇

先日、法律事務所の破産てのが珍しく思い、ちょいと気にした東京ミネルヴァ法律事務所の破産事件ですが、その後のニュース見てたら、なんか闇が凄そうだし、今時の法律関係の事務所も大変そうな感じです。

今日は検察庁法なんて調べていたのですが、ちょっと、こっちの深そうな闇について取りまとめて整理してみました。

基本的に受け売りです。

 

 

消費者金融への過払金請求

東京ミネルヴァ法律事務所てのは、消費者金融からの借金に対する支払金利の過大だった部分を取り返す仕事を派手に宣伝してやっていたのですね。

で、金融会社から返還された過払金利は、いったん担当した法律事務所に入り、そこから手数料を引いて依頼者に支払われます。

金融会社から過払金が法律事務所に入金した後、費用の精算などの手続きがありますから、依頼者への支払は少し遅れます。

法律事務所は、依頼者に支払うまでは、この金は預っていることになります。預り金です。

 

この法律事務所、実は実質的に、ある広告会社に支配されていたとニュースに書かれています。

依頼者へ返さなければならない預り金を、この影の支配者が抜いていたみたいなのです。

 

法律事務所の影の支配者

武富士の支店長をしていた事のある兒嶋勝氏が2004年に設立した会社が前身であるリーガルビジョンという会社が、その支配者。

経営が苦しい法律事務所に近づき、過払金請求の顧客を集めるための広告プランパッケージを提供していたらしい。別会社で法律事務所のアウトソーシングを提供して、事務員、相談員の派遣、経理業務等の事務所運営も行うんです。

 

赤字体質の法律事務所

件の東京ミネルヴァも、オフィス、通信回線、サーバー、事務所ロゴの商標権も賃借りし、当然事務所運営も任せていた。

この賃借料や料金もかなり高かったとのこと。

破産時の負債が大きかったのも、こういう赤字体質が大きな要素だったのでしょう。

 

預り金の流用

最初に依頼者への預り金に手をつけたのは、支配会社なのか法律事務所の代表弁護士なのかはわかりません。

今の代表である川島弁護士が、3代目を引き継いだ時点で、すでに4億ほど穴が開いていたらしいです。

 

川島弁護士としては、事務所の収益を増加して、この穴を埋めようと考えました。

このため事務所運営パッケージの提供者である兒嶋への依存が強くなっていきました。

 

事務所の経理担当は、兒嶋氏から送り込まれている者なので、預り金は指示される口座へ送金を繰り返していました。

この時点での流用者は、はっきりしていますね。

 

ミネルヴァ川島弁護士に対して「一蓮托生よろしくお願いします」などというメールが兒嶋氏から送られてきたりで、もう泥沼状態。

ざっと30億ほど抜かれちゃいました。

 

ケリをつけてくれたのは第一東京弁護士会

川島弁護士から告白を受けて、弁護士会は会費の未納を理由に破産をかけて、東京ミネルヴァ法律事務所の財産保全をしたのです。

 

他にもありそうなんだって

他の法律事務所や司法書士事務所でも、過払金返還などの東京ミネルヴァと同様の広告を打っているものの中で、このリーガルビジョンと関係しているところがいくつかあるらしいです。

弁護士会などが調査を始めているとのことです。

 

こういう関係のドラマや映画みたいな世界が、現実にあるようです。

 

衝撃的な状況

そして、このニュース見てぼくが思ったのは、ええっ、弁護士ってそんなに儲からなくなったの、という驚きです。

過払金の取戻しとか、B型肝炎の給付金とか、なんか弁護士に似合わないビジネスですよね。でも、そんなことをあれほどのCM打って大々的にしているのは、他の仕事より儲かるからなんでしょ。

あげくに変な業者に面倒見てもらわないと難しい状況になる。

医者も大変だけど、弁護士も大変そう。

いい仕事が無くなっちゃった。

今の若い人、夢とか希望とか無いとつらいね。

 

そういう衝撃を受けた事件でした。

 

 

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例によって、本文と写真は関係ありません。

これ見たら、もうウキウキせざるを得ません。広瀬香美の歌ってみました

これこれこれです!

動画貼り付けちゃった。

これ素晴らしい。

 

歌ってみました第2弾シリーズ、広瀬香美

冬の女王です。

みんなのリクエストNo1のヒカキン・セイキンのYouTubeのテーマです。

ピアノ演奏の新しい夜明けです。

 


【広瀬香美】ヒカキンさん&セイキンさんのYou Tubeのテーマを歌ってみた ⑬【※ビックマックかぶりつきsong】

 

この前の、新しいピアノの歌も素晴らしいですよ。

  

新宿にジャズ喫茶があった頃

何十年も行ってなくて、地理的なこともだいぶ忘れて、Googleマップで見ても街の様子がよくわからなくなっているのですが、新宿の歌舞伎町の真ん中にに小さな公園がありますよね。

 

この公園はGoogleマップで見れるので、今でもあるようです。

もう50年ほど前の記憶です。

その小さな公園の横に、王城という名前の喫茶店がありました。ヨーロッパのお城をイメージしたデコラティブな建物です。3階建くらいのものだったかな。

ぼくはその王城という喫茶店を何回も見てますが、入ったことは1回だけしか無いのです。

 

小さな公園も、王城という喫茶店も背中はコマ劇場の方を向いていました。

だから、王城の入り口は新宿駅の方角を向いているわけです。南向き。

目の前は小さな通り。

向かい側にビレッジゲートという大きなジャズ喫茶がありました。ぼくは、ここに入りびたっていたのです。

 

ヴィレッジゲートの並びの西よりに、つるかめ食堂という食堂がありました。こう言うと申し訳ありませんが、汚い感じの大きめの店です。店中にカウンターがクネクネとあって、安く食べられるような感じの店です。時々入ってましたが、ぼくは、新宿でならアカシアのロールキャベツを食べるほうが多かった。こっちの方が安かったように思います。

 

そのつるかめ食堂の横の方に地下に降りていく店がありました。ジャズヴォーカルのレコードを主にかけるワークショップという店です。

ワークショップは比較的明るくて、ほんの少しきれいでした。

カウンターがあって、その後ろの壁に酒瓶が並んでいて、バーっぽい店でした。

カウンターの端に湾曲したアクリル板かガラス板かでできた、正面および上方を保護するカバーがあって、その中にレコードのターンテーブルが二つ並んでいるのです。

レコードを聴かせるジャズ喫茶は、どこもターンテーブルは二つ以上あり、現在プレイ中のレコードが回っている横で、次にかけられるレコードが待っていて、沈黙の空白無しにジャズが流し続けられるようになってました。

 

この前、急にレコードという物を思い出しました。

ぼくのレコードプレイヤーの針は、なんとか式で一般のとちょっと違うらしく、買い替えの時に不便になってきたのと、CDが出だしてきたのもあって、結局、オーディオセット捨てました。アンプやスピーカーは使い回しが出来たはずですが、持ってたレコードもろとも捨てたのです。

 

しかし、昔持ってたアルバムがレコードで、そいつを思い出したときに、レコードプレーヤーのターンテーブルを思い出し、それからジャズ喫茶のターンテーブルを思い出したのです。

 

まあ、どうということの無い記憶をダラダラ読んでいただくことになり、すいません。

 

 

ところで、そのヴィレッジゲートというジャズ喫茶は、ぼくが3年生の夏休みに福井に帰って、また東京に戻ってきたときに、トルコ風呂(ソープランド)に変わり果てていて、呆然とした覚えがあります。

 


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