70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

USA10 日本の評判

その年は、イラン革命が起こった年でした。

ぼくが学校に入った時は、革命前夜で、本国でのシャー(王様)の学生に対する弾圧に抗議するイラン人の若者が、「くたばれシャー」と気勢を上げていました。

とは言っても、彼らは良いとこの子ばかりなので、おそらく不穏な本国の状況を勘案し、親が外国に財産と息子達を持ってきたという感じかなと想像しました。

年の途中でイラン革命が成功し、アヤトラ・ホメイニ、宗教と政治の最高指導者の登場となったのです。

イランからの学生達も、えらく気合が入ってましたのを憶えてます。

実は、この数年後に、ぼくはイランに行き、緊迫した状況を肌で知ることになったのですが、それはまた別のストーリーです。

 

イラン以外にも、イラクアラブ首長国連邦、サウジ、トルコ等さまざまな中近東の国々、そして南米の国々、アフリカ等々、いろいろな国から学生達はやって来ていました。

 

当時は、こういう国々の人たちから日本は高評価を得ていました。

どの国の人に聞いても、同じような返事で、

アメリカは嫌い、日本は素晴らしい。日本がこれからの世界のリーダーになってくれる」

で共通してました。

国だけでなく、日本人に対しても好意的でした。

 

ああ、そうだ、暑い日のことです。

教室で扇風機が動いてました。床置きの四角い大き目の機械です。

先生と雑談している時に、日本の車がすごいとか、電気製品も良いよねという話になり、

横にいるレバノンからの変人が

「この扇風機も日本製かな?」

「違う。日本の製品はもっと良い」と言いました。

品質というより、見た目で、こんなに無骨なのは日本人は作らないと思ったのです。

そのレバノンの変な奴が、さっと扇風機のところに行き、確かめてから、「ほんとだ、GEと書いてある」と言ったので、思わずみんなで笑ってしまいました。

 

やはり、日本の製品の品質の高さと、経済力があっての日本の評価です。

もちろん勤勉で誠実な日本人の性格も貢献しています。

 

でも、これは40年前の事で、今は全然違うだろうと思います。

 

 

ペットボトルの罠と黒龍神社

これは昨日書きました

 

起きて見ると、えらく空が暗い。雨も降っているし。

散歩どうしようと思い、天気予報を見ると10時から晴れるみたい。

 

朝の夫婦の打ち合わせで、家内は新しくできたドラッグストアに行きたいと言います。

9時開店で先着千名に2リットルのペットボトルがもらえるらしいのです。

空のペットボトルもらっても困るのですが、このボトルを店に持っていくと、タダで水を詰めることが出来るのです。こうやって、毎日店におびき寄せれば、自然と財布の口も開いてしまいますね。

巧みな戦略です。

 

店の入り口で、入ってくる客にペットボトルを配っています。

家内も一つもらい、そのまま店内に入ると、後ろから店員が追いかけてきて、「ご主人も」とぼくにもボトルを一つくれます。

 

すっかり店の計略にハメられたぼくたち老夫婦は、機嫌よく家に帰りました。

 

という事で、今日は10時半頃散歩に出ました。

足羽山の東側の麓に、いくつか神社があり、前から気になっていたのです。

境内に入ってみようかと考えて歩いて行きました。

 


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これ百坂。降りたことはありますが、登るつもりはありません。

 

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さて、黒龍神社。西宮恵比寿神社の名前もありますね。

 


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黒龍神社、西宮恵比寿、八幡様、そして他にも祠があります。

 


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お願い事もいろいろ出来るようになっています。

 

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うろうろしてたら、手水社の龍の口から水が出てきました。宮司さんが気がついて出してくれたのですね。

 

すごい寄り合い所帯ですが、今度いわれなど調べてみようと思ってます。

USA9 いろんな授業

ラピッド・リーディング

子供の頃、家に少年少女世界文学全集というのがあって、読み漁ったせいか本を読むのが好きでした。

ぼくは、すごく読むのが早くて、それはストーリーを追うのに気が急いて、飛ばし読みみたいなことをしていたのですね。

だって「三銃士」みたいな本だと、それで?次はどうなるの?って急く気持ちになってしまうでしょ。

 

ページ全体をパッと見て、ストーリー展開に関連する部分だけをさっと読んで、次のページに進む。

どこがストーリーに関係ある部分なのかは、一睨みのうちに判断してました。

こんな読み方、すごくもったいないので、そのうち、しないようにしました。

 

さて、こういうような本の読み方を、26歳になって再び、ELSの授業で教わりました。

文字を読まずに、ページをパッと見るだけで、あらまし把握して、次に進むようにと言うのです。

Rapid Reading     速読の授業です。

英語の本をこれでやるのは、けっこうキツイです。

 

ラピッド・リーディングは、さわりだけで、やり方を教える事が目的だったので、少しだけで終わってしまいました。

 

内容をまとめながら読む

ラピッド・リーディングの方法でなくても、効率よく本を読む事の授業がありました。

本の段落ごとに、内容のごく短いサマリーをメモみたいに本の余白の部分に書いていきながら、読むのです。

メモを出来るだけ短い文章にしなければなりません。

読みながら内容を整理して理解していけます。

 

ここのELSは、レベル9が終了すれば、英語力としては、そのままケース大学の学生として授業を受けることが出来ることになっています。これはミシガンテストやTOEFLを受けなくても良いという事だけで、大学に入る手続は、ちゃんと必要なんですよ。

ま、だから大学生として授業を受けるためのテクニックは、授業で教えるんでしょうね。

 

沢山の本を読まなければならない大学生のための授業ですね。

 

その他の変な授業

レベル8では、リサーチ・ペーパー、日本で言えばレポートですね、を書きました。

自分でテーマを決めて、必要な資料を図書館で調べて、4週間かけてレポートを書いて提出するのです。

 

それから、みんなで一つの話題について話し合ったり、という授業もありました。

テーマは、結構変わったものでした。

実存主義についてとか。

 

エクジステンシャリズムと言われて、初めて聞く単語ですが、エクジストだから存在、あ、実存主義かというのは、すぐに分かったのですが、内容をちゃんと勉強したことがありません。

でも、実存主義ならサルトルサルトルはちゃんと読んだ事ないけど、彼の書いた短編小説はいくつか読んだ。

そう言おうと思ったんですが、「サルトル」というのが通じない。

これフランス語読みですから。

なんとか通じさせようと四苦八苦してると、アメリカに来る前にフランス、ソルボンヌで勉強していたトルコ人の二枚目が、察してくれ、「サター」と言うと教えてくれた。ああ、「ル」という音は「R」なんだと分かりました。

カミュカフカも話題に出ましたが、こういう人の名前、および作品名は手強いです。

「異邦人」なんてフォリナーって言うと変な顔をされて、やはり二枚目のトルコ人が「エトランゼ」とフランス語風のアクセントで教えてくれました。

悔しい。

ああ、このトルコ人の二枚目、アブドラって言うのですが、ぼくら日本人は、アランドロンと呼んでました。陰のない、良い奴のアランドロン。

 

強い風の中の散歩

これは昨日書きました

 

今日は、曇り、午後になってから雨が降り、過ごしやすい気温でした。

午前中、これは良いやと散歩に出ましたが、風が強く帽子が飛びそうなくらいでした。

あご紐のおかげで無事でありましたが。

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写真見ても、木が風で揺らいでいるのは、わかりませんよね。ざわざわしてるのを撮ろうとしたのですが、写真は動こない。

風は、台風の影響です。

 

昨日、家内から、銀行でお金下ろしてくるように頼まれていました。

厚生年金が振り込まれる、ちょっと離れた銀行に下ろしに行って、その一部を近所の銀行に入金する予定で、せっせこ歩きました。

こういう用事が設定された散歩も、なかなか良いです。

 

今まで気が付かなかったのですが、市役所の後ろにハス池が作ってありました。

 


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よく通るところも、少しずつ変わっているので油断できません。

 

それにふと気がついたのですが、市役所の旧庁舎と本庁舎の間が通り抜けれるようになり、後ろの中央公園に入れるようになってました。


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今はまだ、芝生の養生中で入れないようにロープが張られてますが、そのうち入れるようになります。

散歩コースにしましょう。

 

強い風のせいで、首にかけたタオルが、いつも間にか無くなっていました。

家の近くで気がついたのですが、なんか喪失感。

USA8 アパート生活開始

引っ越し。いつだったのか。

 

アパートに入ってから見るようになったテレビで、イースターの特別番組を見たら、イースターにはウサギと卵が付き物みたいです。

不思議に思い、翌日、学校で先生に「なんでイースターはエッグ&バニーなんですか?」と質問しました。

卵は生命の誕生、ウサギはたくさん出産します。イースターは春のお祭り、生命の息吹、だからその象徴として、エッグ&バニーだそうです。

ということで、4月にはアパートに入っていたのは間違いない。

 

寮の家賃は月末まで入れていたので、ニューヨークツアーの後、3月下旬から末の3月中に引っ越したのだろうと思います。

 

自動車

自動車は、引越しの前に手に入れました。

 

中古車を買おうと思ってました。

アメリカは車検がないので、ポンコツ車は果てしなくポンコツです。中古車も果てしなく安いのがありますが、千ドル出せば、ちゃんと走る車が買えるとは聞いてました(当時の話)。

 

これまた、お世話いただいたN氏に車購入の世間話をしたら、買わずにレンタルにしなさいと言われました。

ぼくの場合は数ヶ月間の使用なので、その期間だけ借りる契約が出来ると言うのです。

 

短期間の契約ですからリースとは違います。必要期間だけのレンタルです。

 

N氏に連れられて、レンタルの会社に行きました。

秋に研修を受けることになっている向こうの会社の信用と、N氏の信用で契約が出来ました。

金額を忘れましたが、月極めの料金はそんなに高くなかったです。

 

転居の諸手続など

電気ガス水道は、電話をかけて手続終了しました。

電話は、契約の仕方がいろいろあるのと、電話機を決めなければいけないので、電話会社のオハイオベルに行って手続き。

 

それと、ぼくの入ったアパートのすぐ隣に大きな市営駐車場がありました。空きがあるので、市役所に行き、申し込みました。

 

大学の駐車場の使用についても、フロントウィンドウに置いておく許可証をもらいました。

 

住み心地

まずは台所のスペース。そこにテーブルと椅子を置きました。

レンジ、冷蔵庫、戸棚など台所で料理するに必要なものは、付いていました。

大きなガスオーブンもあり、外国だという気分になります。

 

居間兼寝室は、けっこう広かったです。

 

なお、床は水平ではありません。下見の時に気づく程度に傾斜がありました。

 

洗濯は、地下のボイラー室にコインランドリーの機械が何台かありました。

 

汚い話で、ごめんなさい

この部屋に住んでいて、不思議な経験をしました。

朝、トイレで用を足して、レバーを引いて水を流すと、な、なんと、水が逆流して勢いよくあふれました。

詰まったのかと思いましたが、ちょっと違う感じ。

なんとか、慌ててバスルームの床の掃除をして、試しに、もう一度水を流すと、今度は問題ありません。

そんなことは一回だけで、その後、二度と起こりませんでしたが、あれは一体何だったのか不思議です。

 

逆流のおかげで、ELSの授業に遅刻しました。

先生がなぜ遅れたのかと聞くので、朝の出来事を説明し出すと、笑い出し、途中で、もうそれ以上言わないでと止められてしまいました。

今日の散歩で書き忘れた事と、昔話USAへの批判

不思議

さっき、「今日の散歩は1時間以上」に書き忘れたのですが、お濠の横を歩いていると、向こうから背の高い人が作業服を着て、右手にヘルメットをぶら下げて歩いて来ます。

髪は、肩のあたりで切りそろえてあります。体つきと髪型から女性だと思われました。

モデルが作業服着て、安全靴を履いているような感じです。スタイル良かった。

メガネをかけていました。

すれ違った時に、顔をよく見ると、化粧バッチリ。

背は175位だと思われます。

近くでいくつかの工事をしてますので、現場から歩いて来たというのもあり得ますが、髪が綺麗にしてあるのと、あの化粧が不思議で、それに全体的に綺麗なんです。

不思議。

あとで考えると、声かけて聞けばよかった。写真も撮らして貰えば良かったのにと、ちょっと思いました。

今日1の不思議。

 

 

家内からの指摘

それはそれとして、今朝、家内から、昔話USAは長すぎてスマホで読むのが辛いと言われてしまいました。

確かに、ぼくにしては長いのですが、余所のブログに、2000文字以上書けとか書かれていて、このくらいは大丈夫だろうと思っていました。ニューヨークのは、確か2500文字くらいになってました。

よそに読みに行くと、もっと長いのがいくらでもありますが、画像も入れてないしな。

 

アメリカに行ったのは結婚の前で、なかなか全体の話を家内に聞かせていないので、家内に読ませようと、まとめたものを書こうと思ったのが、書き始めた動機の一つでもあったので、ちょっといろいろ工夫して短めにしようと思いました。

すでにに8は書いてありますので、そのまま出すか、これを二つに分けて短くするか、ちょっと悩んでます。

 

今日の散歩は1時間以上

今日、こちらは爽やかです。

これなら散歩だ。

でも、安心して出かけると腕に当たる日差しが痛いです。

以前は、肌に何かつけるのが嫌でした。しかし、度重なる家内の脅しに負けて、顔に日焼け止めを塗るようになったのですが、これは腕にも必要かもしれません。

 

やはりずっと散歩に出ないと、精神衛生上もよろしく無いような気がしますね。

 


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これ、福井駅の前です。

人が少ないです。フェニックス祭りが終了した直後ということもあるのかもしれません。

 

お濠に行ってみると、まとまった雨がなかったにも拘わらず、水が多いのが不思議です。

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日差しの強い日用の散歩コースは、やはり楽です。

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気がつくと片側の桜の木が、若いところがあります。次の時代のために植え替えをしてくれているのだなと感心してしまいました。
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あ、これもサルスベリでしょうか。

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