70年以上生きていると、マスコミと経済評論家は嘘つき、あるいは適当なことを言っているってことぐらいわかるようになります。
二昔前、もっと前か、日本の国債がデフォルトするとか、日本円がほとんど無価値くらいに下がるとか熱心に言い立てている人たちがいました。
新聞を開いて、下の方を見ると、そういうことを言っている人が、同じような内容でどんどん出している本の紹介がよく載ってました。
かなりみんな本気にしまして、今持っている日本国債をすぐに手放さないと大変な損を被るとか言い出す人も結構いましたっけ。
しかし、日本の国債が紙屑になることはありませんでした。
結局、連中は極端に悲観的な考えが流布すると、それをネタにして書いたものがたくさん売れて儲かる、そういう商売をしているということなんです。
ノストラダムスの大予言てのが昔流行りました。あの本もすごく売れました。この世が終わるってね。
それと同じ。
今は、国力がダメになっての円安というのがいいネタですね。
日本が安く買い叩かれる、とか。
今日、一時160円まで行っちゃいましたし。
でもね、為替レートなんてものに一喜一憂する必要なんてありませんよ。
円安になれば輸出業は儲かるし、日本て輸出して儲けてきた国だから、円安の方が良いでしょ。
確かに輸入品は高くなるから、生活が苦しいですけど。
でも、それって円安の影響というよりも、ロシアのウクライナ侵攻の影響が大きいし、円安ドル高というよりアメリカのインフレがエグいということでしょ。
それに岸田さんが総理大臣だからというのもあるし。
日本がダメだから円安って思いますか?
1979年は、まだ日本がブイブイ言わせてた頃です。電気製品は日本が完全勝利してましたし、自動車もすごかった。
エコノミックアニマルなんて言われたり、挙句にジャパン・アズ・No1 だと言われて良い気にもなってました。
あの頃の円ドルレートは、170円台だったと思ってましたけど、さっき調べたら200円台みたいです。
あの頃の日本は、今の日本よりずっとすごかったですよ。
アフリカやアラブなどの第3世界の連中は、日本大好き、日本すごい、日本人は礼儀正しくて素晴らしいとか、アメリカの上を行くとか言ってくれたし、ぼくもかなり調子に乗ったりしました。
でも、今日のドル円レートよりも円安だったんですよ。
だから、国力が為替レートに直結するみたいな言い方されても、と言うか、単純にそんな理屈言う人はインチキだと思っています。
日本をクソミソにいう方が、みんな(日本人)は喜ぶんです。だから、あんな言い方をしています。
大谷のホームランだけを楽しみにして、そういう変な言い方はスルーした方が良いんじゃ無いかな。
あ、でも補選全敗でも岸田さんはめげないみたいですね。政敵を全部潰してますから。あの人、そういうことだけは上手ですね。支持されて無くても政権は維持できるみたいな。
困ったな。
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