70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

人生の黄昏は、どんな作家が描いてもそれほど面白くは無いかな

家内が、捨ててもいいものを選んでくれと写真の束をよこしました。

ぼくの20代の頃の写真。

ぼくはあまり自分の写真というものを撮らないので、自分が写っているものは少ないはずなのですが、渡されると案外多かったです。

若いなあ、自分。

写りの良くないフィルムカメラで撮った写真でも、ぼくがすごく若いのが分かります。

何でもできるような気分の若者の顔です。

良いじゃん、自分。

 

ま、自画自賛してても仕方ないので、さささと残しておきたい気がする写真を選んで、残りを「これ捨てていい」と家内に渡しました。

これも終活。

家内がいてくれないとできません。

 

しかし、人間なんて春、夏、せいぜい初秋までです。

秋から冬は、どんな人でも、自分は良くても、よそから見たら面白味の薄い時期なんでしょう。

安定した時期だという言い方もあるかも知れませんけど。動きの乏しい、大きなドラマの無い時期です。

 

NHKの朝ドラは、どんなに面白いものでも終盤がつまらないのは、人生ってものがそういうものだからでしょう。

功なり名を遂げたら、後は波乱の乏しい穏やかな時期になります。そんな時期を描いてもドラマとしては面白くはありませんもん。

当人としては面白くても、横でそれを見ていてもワクワクしないでしょうね。

 

ということで、我が家も最近は「虎に翼」をちゃんと観てません。

それにここんところいろんな事象についての、作家の考えの広報動画みたいになっているし。

 

 

 

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