家内が、捨ててもいいものを選んでくれと写真の束をよこしました。
ぼくの20代の頃の写真。
ぼくはあまり自分の写真というものを撮らないので、自分が写っているものは少ないはずなのですが、渡されると案外多かったです。
若いなあ、自分。
写りの良くないフィルムカメラで撮った写真でも、ぼくがすごく若いのが分かります。
何でもできるような気分の若者の顔です。
良いじゃん、自分。
ま、自画自賛してても仕方ないので、さささと残しておきたい気がする写真を選んで、残りを「これ捨てていい」と家内に渡しました。
これも終活。
家内がいてくれないとできません。
しかし、人間なんて春、夏、せいぜい初秋までです。
秋から冬は、どんな人でも、自分は良くても、よそから見たら面白味の薄い時期なんでしょう。
安定した時期だという言い方もあるかも知れませんけど。動きの乏しい、大きなドラマの無い時期です。
NHKの朝ドラは、どんなに面白いものでも終盤がつまらないのは、人生ってものがそういうものだからでしょう。
功なり名を遂げたら、後は波乱の乏しい穏やかな時期になります。そんな時期を描いてもドラマとしては面白くはありませんもん。
当人としては面白くても、横でそれを見ていてもワクワクしないでしょうね。
ということで、我が家も最近は「虎に翼」をちゃんと観てません。
それにここんところいろんな事象についての、作家の考えの広報動画みたいになっているし。
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