ハガキが届きました。
毎年6月に来るんだということは、今まで何回か繰り返されてますので、注意を払ってませんでしたが、もうわかっている状態になってます、ぼくは。
はい、老人の命綱の年金。その金額が毎年6月に改定されるのです。
どうせ岸田さんが減らすんでしょ、と呪いを込めながら貼り合わせてあるハガキを剥いてみると、あれ、ほんの僅かだけど年金額増えてるじゃん。
Good Job, Kishida!
僅かでも増えてるのは良。
年金の変な感じのこと
年金てのは変な習慣というか決めがありまして、ちょっとトリッキーです。
年金は2ヶ月ごとに、生き残った老人に対してだけ支払われる
この改定通知書は、令和5年4月からの年金から額が改定されると通知しています。
これは令和5年6月から支払われる年金から改定されるって意味です。
年金は2ヶ月ごとに、2ヶ月分を後払いするんです。
先払いだと、もらっておいて2ヶ月経過する前に死ぬってことが当然というか自然ですから、余分に払った分を取り戻さなければなりませんから、生き残った老人だけに2ヶ月分を支給するってやり方なんですね。
先払いして、余分になった分は香典としてくれとけば良いのに。
「厚生年金額」の二重の意味
普通の国民が受け取る年金って、通常、国民年金(基礎年金)と厚生年金の2つ合わさったものです。
どっかで給料もらってたりすると、厚生年金保険料が天引きで徴収されます。
この厚生年金保険料を支払っていた人が年を取ってからもらえるのが厚生年金。
しかし、年金の話を新聞とかネットで読むと、「厚生年金額」という言い方をしていて、この「厚生年金額」てのは、基礎年金+厚生年金 という場合が多い。
基礎年金(国民年金)+厚生年金=厚生年金
変でしょ、わかりづらいでしょ。
よく、「夫婦の受け取る厚生年金額は、二人合わせて23万円というのが平均的な・・・」とか書かれているので、その金額に二人分の基礎年金額を合わせたものが受け取れるような気がしますが、この場合の23万円は基礎年金込みの金額で話をしています。
なんでこんなことするのか、勘違いして、もっとたくさんもらえるんだという気にさせて文句を言わせないようにするためなんでしょうかね?
年金もまた、額面額と手取額があるんです
そう、年金から天引きされるものがあります。
この介護保険料が、非常に高いです。
ぼくら夫婦の場合、毎月1万円ほど、夫婦二人で合計2万円ほどが引かれてます。
もちろん国民健康保険料もとても高額ですけど、これは仕方ないし、後期高齢者になると金額が下がるんでしょ。
住民税は、僅かですけどぼくは引かれています。
夫婦二人で受け取る年金額は23万円だから、と考えていると、そうは問屋はおろさない。
ハードな現実があります。
そんでも年金はありがたいです
なんか働いて収入を得るにしても、老人の場合年金があるから、プラス数万円でもありがたい収入になります。
大した稼ぎでなくても、年金の付け足しになるから生活は成り立つ場合があります。
最近、老人のYouTube動画ってよく目にします。
おばあちゃんが自分のために料理している動画とか、いかにも老人らしいやつです。
大概、そういうチャンネルだとYouTubeの稼ぎ額を、ぼんやりとですが公開しているケースが多いです。
月に数万円でも、申し訳ないとか、ありがたいとか言ってます。
実際、月に数万円から10万円にでもなれば、年金の足しに十分なって生活していけますもん。
YouTubeで無くても、僅かでも、ちょっとした地代が入ってきたりすると助かります。
年金を老後生活の中心的な収入として、それに何かを足してやっていく、そのほんのちょっとした別収入をどうするかと考えて老年生活の準備に入るってのもありです。