毎日甲子園を観ている暇な年寄りですが、今の子供たちの名前は読めないのがほとんどです。
選手の名前は打席に立った時に表示されるんですが、今時の親たちは読んでもらえなくても良いと考えているのでしょう。
近頃の名前は、当て字が多いのと、無理矢理読ませるのがあって、手強いです。
二文字の言葉があると、その言葉の意味を強引に、それを構成する字に当てて、読み仮名を作っちゃうてのも多いですね。
佐々木希て人がいて、あの「希」は「まれ」なんだけど、「のぞみ」と読ませちゃって、それが一般化してます。
「まれな望み」だから「希望」なんでしょうけど、セットで希望だから両方とも「のぞみ」って呼んで良いでしょという、という感じ。
あれが良いならこれも良いということで、二文字言葉の片割れを強引に読ませちゃうのが当たり前になっちゃって。
それと、その漢字の読み方の中の一音だけ採用てのもあります。
例えば、「音」という字は「おと」ですけど、片一方だけ「お」とか「と」だけを読む。でも「音」は「ね」というのもあるから、とにかく本人に聞かないと読めない。
面倒臭いから、音読みにして、こっちが勝手に呼んでやると、それが正解だったりするから始末が悪いです。
それと世代的に流行りの文字がありますね。
今年の甲子園で目につくのは「翔」。これ一文字も多いけど、別の字とくっつけて、どう読めば良いのかわからない名前にしてるのがすごく多いです。
ま、白鵬も翔だから、皆さん好きなんでしょうね。
「航」という字も結構使われてます。サッカーか何かの選手で、これ一文字で「わたる」というのがあったような気がしますけど、こちらも翔と同じで別の字との組み合わせがあり、あれは読めません。
マンガの主人公の名前に使われたりしたら流行るのでしょうか。
あ、「陽」も多い。
これも「はる」と読ませる選手と「あき」と読ませる選手が同じチームにいたりして。陽都と陽人でどちらかが「はると」でもう一方が「あきと」。両方「ようと」で統一したい。
オール当て字てのもね、困っちゃう。