「希」という字の好きな御両親
「心希助」
この名前の読み方がお分かりになりますか?
無料で配られるタウン誌のお子様紹介みたいな記事に載ってました。
「しんのすけ」 だそうです。
どうやったらそう読むのか。
今の名前は、漢字の読み方の1音を拾い上げたりするのが多いですが、「希」の読み方に「の」が混じるものがあるのでしょうか?
あ、そう言えば、佐々木希 ささきのぞみ という女性タレントがいますね。
のぞみなら、「の」の音があります。
しかし、「希」って、訓読みなら「まれ」、音読みなら「き」ですよね。
「のぞみ」という読み方は無いように思うのです。
佐々木さんの名前は、おそらく「希望」という言葉があるので、「希」も「のぞみ」だと決め付けた結果なのかなと想像しますけど、どうなんでしょうか。
「希」は、まれなという意味ですよね、
「望」は、のぞみです。
まれなのぞみ、小さな大切な望みだから「希望」。
「希」は「のぞみ」じゃ無いです。
しかし、ぼくのそういう無駄な既成概念は、心希助くんのお姉ちゃん達の名前を見ると、全く完全に根こそぎブッ飛ばされました。
希羽は、「つばさ」
希光は、「みらい」
希月は、「そら」
基本的に「希」は、読み方と関係なく入れられる飾りなのですね。
どの名前も「希」はただ紛れ込ませているだけ。ご両親が「希」という字を好きなのですね。
まあ、「希」を除いても、とても自由な発想の読み方ですけど。
最近の女の子たちの名前
最近の若い人の名前、読み方がとても興味深いです。
名札を付けている職業の人たち、例えばストアのレジ係とかの名前をじっと見る年寄りなんです、ぼくは。
で、読み方考えるんだけど、分からないことが多いです。
そん時は、本人に聞きます。
割合、みなさん機嫌良く教えてくれるんです。
そうやって聞かれるのが楽しいみたいな。
この前、別のレジについている女の子の名札を見てました。
ちょっと離れているので「来夢」か「未夢」なのかわかりません。
「来夢」の方が、なんか楽しくていいなと思って、彼女に近づきました。
「未夢」でした。
この読み方は、わかりますか?
彼女に聞いたら、ニッコリ笑って「みゆ」だと教えてくれました。
「ゆめ」という字の「ゆ」を採用しているのですね。
初めてこの手の名前を知った時は、反則だと思いましたが、今、そういうの多いです。
しかし、冒頭に書いた家族の「希」使い、および大胆に当てた読み方は、ちょっとなかなかのものであります。