海水浴場というのは、砂浜に浜茶屋が並び、水に入れば遠浅で、沖に向かってじょじょに深くなるけど、かなり行っても足が立つという感じです。
子供の頃に親に連れて行ってもらった所がそうでした。
日に照らされて熱々になった砂の上を海に向かって歩くのが、ひどく嫌だったのを覚えています。
家内に聞いたら、やはり熱い砂が嫌いだったと言います。
朝、家族全員が水着の上に適当な服を着て、車のトランクにタライを積んで出かけました。
まず氷屋に寄って、大きな氷をタライに入れて、そこに飲み物などを入れるのです。
当時、飲み物ってどんなものだったのか、合成のオレンジジュースやサイダー、それにビンのビールもあったような。
あまり飲酒運転にうるさい時代ではありませんでした。たぶん帰りは、父親は飲酒運転だったのでしょう。車も少なかったし、運転に差し支えるほど酔うこともないし、お弁当と一緒に飲んだビールは夕方にはさめていたのだろうと想像します。
もう少し後になってくると、そういう遠浅の浜以外にも行きました。
砂浜でも、波打ち際から少し沖に向かうと急に深くなる浜もありました。そういう所には浜茶屋はありません。
でも、背の立つあたりで、砂を足の指先で掘っていると固くてつるりとしたものに当たるのです。息を吸い込んで水中で屈んで、さっき足の先に当たったものをつかむと、大きなハマグリです。
岸に平行にしか泳げませんけど、ハマグリを取るのは面白かったし、後で焼けば美味しいのです。
今はもうそんなにハマグリが簡単に採れることは無いでしょうし、下手すると地元の人に叱られることもあるかもですね。
ま、当時はそんな浜は海水浴場として認識されてませんでした。
そんなところで人が泳ぐのが目立つようになると、岸に近い沖の方に消波ブロックを積んだりされるのです。ブロックで波をやわらげ、この消波ブロックで作った線からあっちには行ってはいけないというサインにもなります。
車が増え、道路が良くなり、高速道路までできると、遠くから海水浴客が来ます。
福井の海はきれいです。
ということで、遠浅の海水浴場だけでは足りなくなります。
遠浅の海は砂が水に混じり透明なきれいな海を味わいにくいこともあるのでしょうか、岸の近くで急に深くなる浜も、いつの間にか海水浴場という名前に変わりました。
岸の近くまで深いと、イルカも来やすいのでしょう。
海水浴に来た子供がイルカに咬まれたとニュースで聞きました。
画像を見ると、本当に海水浴客の近くにイルカが来ています。
見てるとじゃれて遊んでいるようにも見えます。
犬みたいに甘噛みをするのかもしれません。
甘咬みでも、手を引けば、ガッツリと歯でキズを負います。
出来るだけ遠浅の海で泳ぐのが良。
手や足を引かないように気をつけても、沖に誘われると危険ですしね。