山と平地 ざっくりと
地勢図というのですか、地形図というのですか、山と平野の状況が描かれた地図って、フリー画像が上手に見つけられませんでした。
あるのは値段がついていて、けっこう良い金額です。
ということで、山は茶色で、平地は緑で塗れば、それなりにわかるだろうと、ほんま物を見ながらぼくが塗ってみた図を表示します。
なんか雰囲気で理解してください。
福井って海岸線のすぐ側に山が迫っているのです。
嶺北
平野が海に続いているのは、北の方、緑が広がっているところだけですね。
三里浜、三国港、三国海水浴場から浜路あたりです。この一帯に東尋坊もあります。あそこは崖だけど。
そこから南の海岸線は山の際が海岸で、ここらは越前海岸と呼ばれます。
海の際にへばりつくように村というか町みたいなのが、線で存在します。漁村です。
上の緑が広がっているところには、下から、越前市(武生)、鯖江市、福井市、坂井市が存在します。
坂井平野です。
主要な街がありますが、街以外の部分は田んぼが大きく広がっています。
地図の右の方、茶色が濃くなっています。山が高いのです。
山の向こうは、さらに高い山、いわゆる白山ですね。
で、その山の中に、緑のポイントが二つあります。
恐竜博物館は、勝山市にあります。
大野市は、右の山を超えたら岐阜県、白鳥あたりから中部縦貫自動車道が大野市を通り福井市に繋がるようになります。福井市から大野市に至る区間はもう出来ていますので、岐阜の白鳥から大野市までの区間が繋がれば、ここを通って名古屋や東京の方へ行けるようになります。
そうなると、大野市が福井の奥地ではなく、福井の玄関口になります。
嶺南
上下の幅が狭いのですが、さらに東西に山が走り、海辺を圧迫しています。
風景の美しい、海産物に恵まれた地域なのですが、平地が少ないことがマイナス影響になっています。
こうなると若狭を走る道路の場所が限定されてしまいます。
昔は、国道27号線しか無く、幅の狭い道路に全てが集中するので、渋滞もありました。
やがて、27号線に並行して田んぼの中を走る広域農道が整備されて、だいぶ助かりました。
何年か前に、舞鶴若狭自動車道が敦賀まで開通して、快適になりました。
とにかくこの地域は、横をつなぐ道路に大きな問題を抱えていたのです。
若狭のすぐ後ろは京都府です。
昔から、ここは京都の食材確保の地域です。
御食国(みけつくに)と呼ばれていましたから。
ここで採れた鯖は、小浜から山の中を通って、大原を抜けて京都に運ばれました。
「鯖街道」と呼ばれる道です。
今でも海水浴の季節には、京都からの車で大渋滞してます。
そう京都との関係の深い地域です。