「10分で名著」ですか?
図書館のカウンターの担当者が目の前のおばあちゃんに聞きました。
おばあちゃんが、何やらテレビで見た本を探してるのです。
それ「100分で名著」やろと、突っ込んでやろうかと思ったと、そのおばあちゃんの横で、別の担当者に読みたい本を頼んでいた家内は、後でぼくに言いました。
NHKeテレの番組は、「100分で名著」です。
朝早いその番組を家内は観ています。
ぼくは、その伊集院光が出ている番組は観てないのですが、番組宣伝で今「砂の女」を扱っているのは知ってます。
そのおばあちゃんが読みたい本は「砂の女」なのでしょう。
ところで、家内はリクエストのカードを書き出しました。
何借りるの?
砂の女。
どうやら家内も、同じ番組を観て読みたくなったのでした。
安部公房のその作品は、ぼくらが行った図書館には貸し出せる本が無く、予約しなければならない状態。
あの番組の影響力の大きさに感心しました。