ぼくは小説を読むのが好きな人間だと思います。
趣味読書という感じ。
しかし、最近、歳をとったせいですけど、本を読むのが昔みたいにスムーズに行きません。
読むスピードがだいぶ遅くなったし、根気が無くなったので、途中で一休みてのが多くなり、結局途中で読むのを中断したりてのが、多くなってきました。
図書館で本を借りてくるので、こんな状態でもなんとかなっているんです。
一度、つまらないと放り出した本を、後から再び借りて、すごく面白いので最後まで読み切ってしまうこともあります。
目も悪くなってるのも影響しています。
スタンドで手元を明るくして、老眼鏡かけると、字を読むのが楽なことに気がついているのです。嫌だけど。
若い頃は、ストーリーを追いかけるような読み方で、ページ全体をパッと一瞥するだけで大体の内容がわかって次のページに進むみたいなこともしてました。さすがにそういうのはもったいない気がして、ちゃんと文字を追うようにしたのですが、何かを描写するような部分はさっととおりすぎてました。
今でもストーリー重視で、やはり面白い話で無いとダメだと思ってます。
しかし、歳とって読むスピードがガタ落ちしてきて、最近、ちゃんと文章を読みようになり、説明や描写の部分も読むと、そういう部分の面白さに気がつくようになりました。
息が詰まるような濃厚なイマジネーションなんてのは、昔から好きでしたが、やはりその小説世界みたいなものが面白いのです。
ということで、70を前に読書に対する姿勢が、ちょっとだけ変わってきたのです。
今読んでいるのは、これ。
手許にある本と表紙の絵が違いますけども、中身は同じ。
例によって、本猿 (id:honzaru)さんのブログを見て、真似してよみはじめました。
最近、一人称が気に入っているんですけど、これもそうです。
一人称面白いですよね。なんか引き込む感じ。小説は三人称ですよなんて言われて、ずっとそういう気になってましたが、歳とって素直な気持ちになってます。