70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

今日は通常通り。福井の経済を憂いつつピエール・バルーを思い出して聴いてます

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ビルの屋上にある宣伝看板塔が空き状態になっているのは、しぼんだ福井の経済を象徴してます。

それでも空は青くて気持ちよく、この動きの無い街が、隠居生活には居心地がいいのです。

 

昨日一日、ベッド付近でダラダラと過ごしてましたが、今日は午前中用事で出かけて、帰ってからも通常運行であります。

 

昼ごはんの用意をしている家内の横で鼻歌を歌っていると、「それは何の曲?」と聞かれました。

男と女のサンバ。

サンバ・サラバと言うか、どちらにしようか考えてから答えます。

「何それ、誰の歌?」

ピエール・バルーかな。映画の<男と女>の中で歌っているやつ」

そういうと、家内はしばらく黙ってから、昔あった東京の名画座、2番館の名前を口にして、そこで観た覚えがあると言いました。

ぼくも、その映画館で観たのです。

 

やたらいい女のアヌーク・エーメと、軽薄な役がすごく似合うジャン・ルイ・トランティアンが知り合って、未亡人の女は、亡くなった旦那のことを思い出して躊躇するけど、調子が良くて絶対に諦めない男が最終的になんとかするという、割合しょうもない筋書きの映画なのですが、面白いのです。

家内は途中で飽きて寝てたと言います。それは真っ当な反応だと思いましたが、ぼくはこの映画好きなんです。

 

で、エーメの亡くなった旦那はスタントマンをしてました。ピエール・バルーが演じてます。エーメが思い出す時、その旦那はギター弾いてサンバを歌っているのです。

それが、この「男と女のサンバ」

あんまりいい男でも無いバルーが、ボソッと歌うのがいいですね。