お悔やみ欄を見るためにとっている地方紙を見たら、去年、他所から福井県に移住してきた人数が千人超えてたという記事が載ってました。
千人が多いか少ないか、人によって違うでしょうけれど、基本的に人口減少となっている県においては、まあ多いと考えるのが素直ですね。
福井県出身者のUターンばかりではなく、他県出身者のIターンも結構あったみたいです。
喜ばしいことだと思います。なんせ朝刊の第1面の記事なんですから。
しかし、その人たち、福井に来て、どんな仕事をするのでしょうか。
地方において問題なのは、経済が死んでますから良い仕事が無いということです。
今は、インタネットがあるし、収入源が県内になくてもやっていける人もいるのでしょうか。
いつの間にか、日本は東京一極集中。
だいぶ前に、大阪で「もう仕事は東京にしかありません」「大阪で商売するという考えはあきません。やっていけません」「大阪は大きな地方都市です」などの言葉を、いろんな人から聞かされました。
日本第2位の都会である大阪でです。
その時点で、東京だけに仕事がある状態だったです。
家族と東京に住む生活が良いとは、ぼくは思えません。
しかし、それでも東京に住まなければならない理由があるんです。
今回のコロナ禍で思うのは、東京にみんなが集中していることの不都合です。
もっと前から、東京一極集中を緩和する政策があっても良かったかなと思うんですよ。
それは地方経済の活性化なくしては実現しない。
本当に政治だけが解決策を考え出せる問題だと思います。
まあ、専門家もわからないコロナ対策を、テレビではタレント達が眉間に皺を寄せるような顔で、声を荒立てて議論して、ますます混乱が深まっているので、せっかくの緊急事態宣言は、まずテレビ電波の使用をしばらく制限した方が良いような気もする日曜日です。