父母それぞれが他界した時に、生命保険を受け取ったり、預金の名義を変えたり、不動産の登記を行ったりと、いわゆる相続手続きを行ないました。
その時に、必要な書類として親の戸籍謄本を用意します。
父親が先に亡くなりましたが、その時に行政書士に手続きを依頼して必要書類は取り寄せてまとめてもらいました。
母親の亡くなった時は、先に取り寄せてまとめてあった父親関連の書類は、そのまま使いました。母親の方の書類を生まれた所、京都の市役所に郵便で依頼して取り寄せるだけで済みましたので、これは楽でした。
手続きが終わってから、しみじみと自分の親の戸籍を見返してみると、ぼくのよく知らないことも書いてあります。
親の戸籍と言っても、そのまた親の戸籍なんぞも手に入れてますので、見応えはあるのです。
皆さんは自分の親のことをよくご存知なのでしょうか?
むかし、「ルーツ」というドラマありましたね。クンタ・キンテです。
あ、知らない人もけっこういるような。
自分の親を辿っていくのです。
黒人が主人公ですから、アフリカから連れてこられたあたりの話も出てきます。
そうやって自分のルーツを探っていくのです。
そこまで大袈裟ではありませんが、ぼくの両親は二人とも大正生まれで、途中戦争もあり、福井は空襲で焼け、福井大地震で焼けという波乱万丈の世代でした。
父親は農家の四男坊で、京都に丁稚に出され、福井に帰ってきて会社を起こし、倒産したりとか、まあそういう人生でした。
断片的に父親の話を聞いたことはありましたが、一連の流れを時系列に沿って聞いたわけではなく、また、兄弟姉妹の詳しいこともなんとなく知っているだけです。
亡くなった後に、もっと詳しく聞いておけば良かったと、ちょっと悔やんでします。
戸籍を見ると、生年月日は当然ですが兄弟姉妹のことも詳しく書いてあります。
母親との結婚のこともわかりますし、住所を見ると、いつ頃家を建ててぼくの覚えている生家に移転したとかもわかります。
ただ、兵隊に取られた時期、いつ帰ってきたのかなどはわかりません。
家を建てたのは兵隊から帰ってきてからだと思います。
そのあたりを推察しながら父親の経歴を追いかけていきます。
兵隊の時のことも、昔聞いた話を総合して想像するしかありません。
一時期、そういう調査を行っていたのですが、けっこう辛い仕事なので中断して久しいです。
今年は、少しづつでも継続して調べてみすかという気になっています。
まあ、想像することが多い作業ですけども。
母親のは、さらに難しかったりして。
生きているうちに、もっと話を聞いておけば良かったです。
しかし、そんなこと調べてどうしましょう。
ブログに書くのもね、ちょっと。