駐車場に停めた車で、買い物をしてる家内を待っていると、となりに黒い軽自動車がとまります。
主婦が出てくるのだろうと思っていたら、白いマスクした細身の男性。30台終わり頃かな。ニット帽、白っぽいグレーのVネック長袖Tシャツの上に、霜ふりグレーのフード付きダウンベスト、濃いカーキ色の細いコットンパンツ。パンツは外にポケットが付いているやつ。
後ろのドアを開けて、
「早よ、出て」と、低い声で言う。
出てくるまで、ちょっと時間掛かったので、お年寄りがいるのかと思っていた。
こっちの窓からは、頭の上の方しか見えなかったが、車から降りると女の子だとわかりました。
ピンクのジャンパーに細いジーンズ、長めのボブ。小学4年生から6年生のどれにでも見えます。
お父さんは細くて長い脚でさっさとスーパーに入っていきます。
女の子は、お父さんの背中あたりまでしか背が無いけど、脚がすごく長い。遺伝というより、そういう世代だな。急ぐようでも無く、すーっとお父さんの後をついていきます。
奥さんに言いつけられて、娘をお供にしてスーパーに買い物に来たという風情。
ぶっきら棒な感じて歩いているけど、面倒な買い物も、お父さんの楽しみなんでしよ。