秋の旅行は
関門海峡大橋を渡るのだという目論見がありました。
去年あたりから考えていて、福井から山陰を通って下関まで行き、九州に入ったら門司港をさっと見て、関門トンネルを通って本州に戻ってきて、山陽側を錦帯橋、宮島厳島神社に遊び、広島に泊まり、そして岡山経由で帰ってこようという大旅行です。
往路は、下道を通り二泊くらいで行こう、帰りは高速を使ってやはり二泊くらいで帰るかという塩梅です。
さて、決行は天気の良い日が何日か続く時というものですが、中国地方の高速3日間乗り放題というお得なプランがありまして、これに目が眩んだのです。
兵庫県のインターから乗って、同じく兵庫県のインターから出る。そういう必要があるのです。
ということは、3日間の旅行計画になります。
台風19号前の9、10日は晴れ、11日も帰路だけなので曇りでもいいか。
しかし、遠いんです、すごく。福井から下関。700km以上あります。
この行程を1日でこなして下関泊、九州に渡りすぐに戻り広島泊、で最終日に広島から福井に走り抜ける。
これね、年金もらっている爺いにはキツイ。
家内は、やめようという意見。それは正しい。
ということで、前から行こうと言っていた大塚国際美術館に行くことにしました。
9日に四国に入り、徳島市あたりで一泊して、2日目は朝から美術館に入り、十分満喫して帰ってくれば無理がありません。
これだと全行程往復700kmで済みます。
大塚国際美術館とは
去年のNHKの紅白歌合戦で、米津玄師がここの荘厳な壁画が描かれた「システィーナ・ホール」を舞台にして演奏したので御覧になった方多いかと思います。
世界中の絵画を陶板に等倍写真印刷したものを展示している美術館です。
つまり、オールレプリカ。
レプリカって言ったって、舐めちゃダメですよ。
絵画だけではなく、壁画であれば、それが描かれているホールなども一緒に再現してしまっている、どえらい展示の仕方の美術館です。
しかも陶板なので丈夫なのだと思います、写真撮影はもちろん、作品にベタベタ触ってもいいのです。
あ、白鵬の結婚式もここで挙行されましたね。
四国の淡路島方向の一番端、明石海峡大橋で四国に入ったちょうどの所にあります。
旅行についてのあからさまな話
はい、リタイヤした年金生活者なので、旅行費用は出来るだけ抑えたいということです。
京都までの道
いつも京都に行く時は、高速ではなくて下道を走ります。
福井から京都へ行く高速、北陸自動車道は絵の赤線で示していますが、琵琶湖の東を膨らんで通ります。
琵琶湖の西側を通る下道を走った場合、高速に比べて30kmほど距離が短くなります。
この距離の違い、けっこう効きます。
福井から京都まで、高速だったら178km、下道は145km。
しかも、途中の敦賀から京都の距離は、高速で117km、下道87km。
下道は、だいぶ整備が進み、自動車専用の区間も長くなり、信号がすごく少ないし、高速は米原から名神になるので混んでるし、等々考えると、デフォルトで下道となります。
だって、この区間、高速料金は通常で4300円なんですもん。
今回のルート
明石海峡大橋を通るのには、高速になりますから、京都東インターから鳴門までは高速に乗るつもりでした。
しかし、往路は、めんど臭くなり福井県の武生インターから高速に乗って、ずっと行きました。
家を9時40分頃出発し、途中でガソリン入れたので、ちょっと遅くなったのです。
途中で休みながら、そして本州、淡路島、四国と海を渡る大橋の上ではとてもゆっくり走りましたし、ということで徳島市に入ったのは15時半ころ。
ええ、行き過ぎています。
徳島市は美術館のある鳴門市の向こうです。
でも、徳島って行ったことないし、せっかく来たから徳島城址公園でも行ってみましょうかということです。
で、その後、少し戻って鳴門市のホテルに泊まります。
ホテルの選定は、駐車場が無料ということと、翌朝の食事がバイキング形式でついているという2点が決め手になりました。ツインの部屋で、二人で1万円。
徳島城址公園(徳島中央公園)
はい、これ公園のパンフレットから転載
20万㎡の広さです。栗林公園には負けますが、立派な公園です。
駐車場が、1回310円。安いですね。公園利用に限られます。
ここ蜂須賀さんが殿様です。
木がね、大きいのがあります。
すぐ横に駅があります。
夕方なので、犬の散歩が多かったですね。
気がついたのですが、ウンチ拾ってもらっている間の犬って「えへへ」なんて顔して、通りがかりのこっちに照れ笑いしてますね。
どの犬も、飼い主と一緒だとうれしそうです。
眉山とか行ったほうが良いのでしょうが、時間も無いので適当に散歩して、さっさとホテルに向かいます。
調べていてわかってましたが、徳島市の隣が鳴門市、で、この両市の町の部分が接近しているのです。
だから徳島市の中心あたりから鳴門市の駅近くのホテルまで行くのに、それほど時間がかかりません。
ホテル
ホテルに向かうにあたりナビに電話番号を入れても出てこない。
名前入れても出てこない。
電話してみると、うちの予約は入ってないと言われました。
「何言っているの、楽天で予約して、昨日も確認メールが来てたよ」というと、
「もしかしてNEXELアルファ鳴門に予約しましたか?」なんて聞いてくる。
そうだと返事すると、「こちらはNEXEL鳴門です」と突き放すような言い方。
違うホテルだと言います。
「じゃあ、そのNEXELアルファ鳴門の番号教えてよ」と言うと、「えーめんどくさい」と口にはしないけど、そんなニュアンスを感じさせる間があった後に、番号を言いました。
楽天トラベルに登録してあるホテルの電話番号は、最初にかけた番号だったのです。
変なの。
あの電話に出た女性の感じだと、紛らわしい名前をつけたホテルが近くにあって迷惑だという主張が感じられました。さらに、そこの番号まで登録してあるのは困ったもんなのでしょうね。
教えてもらったアルファ鳴門に電話すると、ぼくの予約はちゃんと入っており、このホテルは以前営業していたところを買い取って、7月から始めたので、ナビには出ないかも、でも前のホテルの名前を入れるとナビに出てくることが多いですとのこと。
教えてもらった前の名前を入れたら、出てきました。
ホテルでチェックインした時に、楽天トラベルの電話番号登録がNEXEL鳴門のものだから訂正した方が良いよと言うと、微妙な反応。
このホテルもそのホテルも同じ系列なんだって。
で、こっちを始めたばかりなので、従業員はあっちの方から交代で来て、夜は11時には誰も従業員がいない状態になるので、あっちの番号を出しているという事情。
それなら、さっき電話に出た女が悪いんだ。
変なのと思いながらエレベータで上がり、部屋に入ると、なんと大きな部屋。通常のツインとは違います。
豪華じゃ無いけどね。
こんな感じ。
ベッドもシングルよりは大きい、セミダブルかな。
かなりくつろげます。
まあ、さっきの電話の女のことは忘れてあげましょう。
wi-fiもさくっと繋がったし。
いろいろ不都合はあったのですが、男性用だけでも大風呂があったりしましたし、一応ホテルには文句を言いましたが、いろいろプラスマイナスの結果、良かったです。
でも、これ普通のツインの部屋だったら(空き部屋、従業員と一緒に見ました。湯沸かしが壊れてたので、空いた部屋から取ってきたのです)、嫌な夜になったかもです。
ということで、明日のことは、また明日。