70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

私は愛の水中花 「らんまん」と併せてどうぞ


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昔の、という言い方はまずいですね、若い頃の松坂慶子さんです。

今のドラマ出演作を観た後に、ちょいと見に行くと何とも言えない気持ちになります。

綺麗ですね。

 

「ちむどんどん」「舞い上がれ」と2作続けてとんでもないものを見せられてしまったぼくは、朝ドラを見ることを拒否してしまう症候群にかかってしまいました。

だから今やってる「らんまん」もあんまり観ないようにしてたんです。

それでもなんかのはずみにちらっと見ることもあり、その前にやっていた2作とは違って、観ても大丈夫かもしれないと言う気がしたのです。

主人公の槙野万太郎(神木隆之介)と、その妻となる寿恵子(浜辺美波)とが、どのようにして夫婦となっていくのか、恋愛関係となっていくのか、どうやるんだろうと興味を持って観てました。

前2作だと、「なにそれ」というか、とても雑い展開で恋愛関係になっていくのですが、「らんまん」は、けっこう丁寧に視聴者を納得させながら進んでいきます。

ああ、この脚本はちゃんとしている。

結構オーソドックスな、上手な脚本で安心して観ていられます。

と言うことで、観なくてもいい日もあるのですが、そこそこちゃんと観てるんです、このドラマ。

 

で、主人公のおばあちゃん、土佐の酒蔵「みねや」を女手一つで仕切っているタキを松坂慶子さんが演じています。

この人、昔大ブームを起こした女優さんですけど、最近、ふっくらしたおばあちゃんの役で売れてます。

「らんまん」のタキも、なかなかはまり役ですね。

 

今日は、槙野万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)の結婚式の回でした。

本来は「峰屋」の当主となるべき万太郎が植物学の道に入ってしまうので、峰屋は万太郎と血の繋がっていない姉である綾(佐久間由衣)が継ぐことになっているのですが、綾はまだ独身。

分家の連中は、自分たちに峰屋の当主としての役割が回ってくると思い込んでますが、この祝言の席で、綾は、番頭の息子の竹雄(志尊淳)と一緒になり、二人で峰屋を切り盛りしていくとの発表があります。

何も聞いてない分家の連中はキレます。

分家の豊治(菅原大吉)は、「今までわしらを見下して・・・」と泣きながら訴えます。

松坂慶子は「時代が変わった、これからは皆で力を合わせ・・・」とか、言いながら頭を下げ、その後、分家の連中のことなど全く頭の中に無いような、歯牙にもかけぬという感じの演技が続き、めでたしめでたしでこの半年間のドラマの前半終了という感じ。

正直、分家の人たちが可哀想でしたが、まあその辺り同情しているとドラマの本筋から外れていくのでやむを得ません。

 

あの怖い、気の強い、気嫌いの高い、峰屋のことを一心に考えている女帝のようなタキの演技を観た後に、「愛の水中花」をそっと見るのもエエですよ。