70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

「成長と分配」ってなんかのタイトルにできそうな感じ。少しは「考えているんだぜ」というところを見せて欲しい寒空です。

「成長と分配」というのは、経済政策においては、過去からずっと、そして未来に至るまで永遠のスローガンでありテーマであります。

これは人が変わっても、どんなイデオロギーであっても、どこの国でも、野党でも与党でも、共通のテーマです。

成長しなければ分配は無く、分配できなければ成長も、そして継続も存在しません。

 

このテーマを認識するのは当たり前のことであり、これを認識しない人物は政治家を目指すべきでは無く、仮にそういう政治家がいたのならば、即、政治家を止めるべきです。

 

従って、少なくとも議員選挙に立候補しようと考えている者は、このテーマを認識しているはずで、問題は、それをどう実現するのかという事なのです。

 

 

現在行われている総選挙に関して、かなりげんなりせざるを得ないのは、立候補者全員が分配を叫ぶだけだということです。

みんな貧乏になってきているので、「分配」と政治家が叫ぶのは、あったりまえ。

金が欲しいんだから。分配もたんまり欲しいんです。

たんまり分配するには、成長しなきゃ無理です。

問題は、どうやってたんまり分配をするのかと言うことで、そいつを語ってもらわなければ話になりません。

 

袋がペシャンコだったら、いくら上手に分配しても、ちょっぴりしか貰えません。

パンパンに膨らんだ袋の中身を山分けするから、旨味があるんです。

子供でもわかるよね。

 

そのアイデアも無いのかいと嫌になりますね。

実際、全く無いんだ、これが。

 

 

 

それともう一つ。

コロナ対策の無策が・・・とか無策によってとか演説で叫んでいる人がいますけど、現状は「コロナ無策」と言われた人の行った施策の結果です。

総理大臣辞めたけど、現状コロナがおさまったのは、菅さんの行った対策の結果です。

諸外国が驚くほどのスピードでワクチン打ちまくったのは事実です。そして、全ての学者たちの中で、それ以外の有効なアイデアを提示した人はいません。完全では無いけども、ワクチンをいかに短期間のうちに多くの国民にうちまくるにはどうすべきなのか、そこんとこに集中してやるしか無く、実際にやりました。

もし、彼のやったことが「無策」であると言うならば、その説明と、現状の説明を理路整然と示すべきです。

というか、「コロナ無策」と現在叫んでいる人は、現在の日本の状況を全く認識していない人で、それは政治家にはふさわしく無い人です。

 

別にぼくは菅さんのかたをもつつもりはありませんけども、現実は現実で認識しないとマズイと思います。

ちなみにぼくは、ルックス的なことと喋りの内容についてとても不満だったので、菅さん辞めてねと思いましたが、コロナ対策にはそれほど不満がありません。

 

 

テレビや新聞などを通じて、今回の衆議院選挙のありさまを見ると、日本はかなりヤバいなと不安になってしまいますね。