ぼくは仕事してた時には、大相撲なんかほとんど見ていません。
貴乃花のインタビューの受け答えを聞いて「こいつ嫌いだ」と思ったり、前頭に上がってきた白鵬を見て、「ああ、こいつはきっと大鵬みたいな横綱になるんだ」と思ったりしたことくらいはありましたけれど。
相撲を生で見たこともありません。
場所が始まると、中継の開始から結びまでずっと見るのはリタイアしてからです。
相撲中継は、特定の力士を応援して勝ち負けに一喜一憂するのも良いのですが、ぼくは全体を楽しむものだと思います。
トントコトントコと太鼓の音と主に中継が始まり、国技館に注目の力士が歩いて入るところを見て、十両の取り組みを途中からですが見て、そして幕内力士の土俵入りを見て、横綱がいれば横綱土俵入りを見て、そして前頭の下の方からの取り組みを見て、最後に結びの一番まで、昼間からの酒の酔いの中で、そういう流れをゆっくり見て楽しむもののような気がします。
会場生の取り組みを見るのも、弁当なんぞを広げて酒飲みながらってのが昔からの見物の仕方だったのも理解できます。
国会があると、中入り後の後半くらいしか中継されなくなります。
一番良いとこだから良いでしょって言われても、ちょっと違うなぁという気がします。
BSで見てくれよというNHKの言い分なんでしょうが、今でも高すぎると思う受信料がBS分も上乗せされて、とても適正な価格だとは思えませんから、うちには衛星放送のアンテナがありません。
国会だから仕方ないというのも正論です。
しかし、今の国会は、週刊文春の記事の紹介、あるいはそれをネタにしたパフォーマンスの披露にすぎません。
しかも、与党側も「国民から疑念を持たれるような会食はいたしておりません」なんてアホみたいな答弁。
疑念を持つかどうかは、俺たちが判断することやから、お前が勝手に決めるなよって、野党もすかさず突っ込めないのが情けない。
アホやな、あいつら。
だいたい飯を奢ってもらっただけで、買収されるはず無いでしょ。
高額だって言っても、せいぜい7万円。
わたしは5千円出しましたとか1万円払いましたとか、みみっちいことを言いやがって。
全額先方が出して、わたしもたんまり酒を飲みましたが、それがどうしたって言えよ。国会議員でしょ。大臣にまでなって、そんなみみっちい話でオタオタしないで欲しいです。
ま、そんなことはどうでもいい。
そんな下らない国会中継のせいで、今日も5時過ぎからの相撲中継なのです。
阿呆!!