あのね、今日の午前中にアップした記事は、句のとおりiPhoneで書いてスーパーの駐車場から投稿したのです。
その後、もう一軒行くようにと家内から指示が出て、次のスーパーに行きました。
ぼくは、ちょっとトイレに行きたくなり、家内が買い物をしている間にそのスーパーのトイレに行きました。
トイレの手前はイートインコーナーになっていて、テーブルにおばあちゃんが座って、向かい合わせに座った相手と話しをしていました。
おばあちゃんの向かい側には白い半袖のセーラー服を着た大柄な人の後ろ姿。髪の毛は金髪。ポニーテール。
なんか違和感をおぼえたのですが、とりあえずトイレが先です。
「セーラー服の髪は金色」と下の方の12音を頭に浮かべながらオシッコして、手を洗ってトイレを出ます。
やっぱちゃんと見ようと、そのテーブル近くを通過したのですが、どうも変。
金髪のセーラー服は、横から見ると赤いフレームの眼鏡を掛けています。
しかし、どうもゴツいのです。それに若く無い。女子高生じゃないんです。
すぐ後ろを通過するときに手元が見えましたが、爪にマニュキア。それもグレイな青。べったりした暗い青。
太い指が老けてます。シワがあるし、薄汚れた感じ。
おかしい。
でも、それ以上見るのが怖い。
車に戻ってエアコン入れて待っていると、家内の買い物が終わりました。
乗り込んできたので、さっき見た光景を説明し、見に行ってくれと頼みました。
あれは何だったんだろう。
家内もトイレに行くことにして、もう一度ストアに入ります。
しばらくして戻ってきた家内に「どうやった?」と聞きます。
「あれは高校生でない」
「そうやろ」
「背中に脂がついていた。だいぶ歳いっている」
背が高いし、もしかすると男かもというのが家内の意見。
セーラー服の下に、厚手の下着きているから冷え性というか年寄り。
紫色の靴下履いていて、その色が落ちているし、素材もだいぶくたびれていて、ヨレヨレだし。
ぼくは、そっと車を出して家に向かいました。
ぼくらは見てはいけないものを見てしまったのです。
初秋やセーラー服の髪は金色