スダリオ貴源治が、炎鵬にパンチを浴びせてました。アッパーカットも空振りが多かったけど、とにかく打撃で相手を倒すという意図がはっきりした試合でした。
最後は、相撲としてはえらく雑で、炎鵬の踵が土俵の外につくのと、スダリオ貴源治が足を土俵外につくのが、ほとんど同時ということになってしまいました。
貴源治は、先に相撲を辞めたスダリオ剛の後を追って格闘技に行くつもりなんだなという気がした試合、じゃなくて取り組みでした。
ええ、十両の取り組みです。
スダリオ兄弟揃い踏みというのは、けっこう価値がありそうな気がしましたが、残念ながら格闘技にはタッグマッチがありません。
となると、プロレスに受け入れてもらえなかったスダリオ剛と共に、双子タッグチームとしてプロレス入りを狙っているのでしょうか。
まあ、良い考えかもしれません。
土俵を割ったのは両者同時で取り直しという裁定でしたが、顎にパンチを食らった炎鵬はふらふらしていて、取り組み不可能状態ということで不戦敗となりました。
酷い取り組みでした。
スダリオ貴源治は、自分のプラン通り早く相撲を辞めていいかな。
ところで、そんなことを言いながら貴景勝と逸ノ城の取組になりました。
貴景勝、頸椎あたりをやっちゃってるんじゃ無いかと、前から思ってたんですが、ほら、腕が痙攣したり、脚が痙攣したりしてたでしょ。
案外引退早いかもしれないななんて嫌なこと考えたりしてたんですよ。
時間いっぱいになり、立ち合い。
逸ノ城の体にくっついた時点で、貴景勝の体から力が抜けちゃったみたいです。
逸ノ城は、優しく力の抜けた貴景勝の体を抱き寄せて、土俵の外に運んで、おそらく自立できないだろう貴景勝のまわしを最後まで掴んで、そっと貴景勝の体を着地させてくれました。
かなり衝撃的なシーンでした。
ぐったりと土俵の脇で動けなくなった貴景勝。
車椅子で運ばれましたが、どうやらしばらくしたら自分で歩いて救急車に乗り込んだらしいです。
なんかすごい日でした。
心配だから、明日から貴景勝は休場して欲しいです。大関から陥落してもいいから、精密検査して来場所も休養して欲しいです。
死んだり、体に障害がでたりするより、いっそ引退してもらった方が良いかもしれない。
親方株をなんとかして、良い弟子を育ててもらう手もあるし、いっそ相撲界から身を引いてお父さんの幼稚園の園長になる手もあるかも。
師匠も、師匠の兄も相撲界からおさらばしてますから。