70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

長い独り言

昨日、例の日大アメフト部の宮川泰介の記者会見を見た。
いい弁護士だなあ、というのがぼくの感想。

 

被害者の両親は警察に被害届を出した。

犯行はビデオに撮られている。どう見てもスポーツゲームの中の事故とは見えない。
だから、傷害罪として刑事告訴の可能性は高いようだ。

 

当初、日大アメフト部は、ゲーム中の事故で済むと思っていたのだろう。
日本では、ラグビーよりもマイナーなスポーツだ。
プロテクターにヘルメットなので、学生の特定もしづらい。背番号で宮川泰介だとわかる人なんてあまりいないし、だいたい、彼の名前なんか知らない。

試合前に丸坊主にさせたから、ヘルメットを取った姿が写真に撮られていても、また髪を伸ばせば分かりづらい。
けがをさせても、適当に謝ればごまかせる。

ということで、あんなことをやらせても、学生も守れると思っていたのだろう。

 

監督が関学に行った帰りに、テレビ取材を受けて、SNSなどで大騒ぎになっていることは心外だと言ったが、あれは本当なんだろう。こんな大騒ぎになるとは思ってなかったんだ。

それと被害届。事件になっちゃった。

ここにきて、学生を守るどころか、自分を守らなければならなくなり、指示と選手の理解との間の乖離ということになった。

これは、いざとなればの手として、考えてあったのだろう。

 

宮川泰介は、バッチリ犯行現場を写されているので、アウト。

ゲーム中の事故で突っ張るのか、「本人は深く反省している」という線で起訴猶予あたりを狙うのかという選択になり、後者を取ることにして、その表現場として記者会見。

深い反省と、監督、コーチの強い圧力があったことへの言及で、おれたちは宮川くんの味方になった。

おそらく事前の十分な打ち合わせがあったのだろうと思うけど、大成功だった。

 

さあ、ここで日大。

不思議なのは、なぜここまで内田前監督をかばうのか。

100年を大きく超えるマンモス大学。卒業生も多いし、在学生も多い。

大学を守る事が最優先すべきことなのだが、内田前監督と一緒にクソ壺にはまろうとしている。

仮に、本当にケガをさせろという指示がなくて、宮川くんの思い違いだとしても、とりあえず内田前監督を切るのが当たり前でしょう。アメフトの監督だけ辞めて大学の偉いさんで居続けさせる選択は無いと思うけどなあ。

今日のワイドショウで、日大は総長以下体育会系で支配されてると知ったけども、まさかそんなことでとは思う。

 

卒業生、校友会が大学に厳しく申し入れるとか、在校生の父兄が文句を言うとか当たり前だと思うけど。

学生が浄化を訴えて、大学を占拠してもおかしくないけど、まあ、これは時代が違うか。

よその大学だからあんまり言えないけど、少しは名を惜しめよと思う。