70代の真実

70代年金生活者の生活と思ってること、その他思がけないことも

「雲をつかむ死」アガサ・クリスティー ポアロもの ネタバレ無し

名探偵ポアロ・シリーズの10作目として書かれた、1935年の作品です。

ヘイスティングズは登場しないので、三人称で書かれています。

 

パリからロンドンに向かう飛行機の中で、セレブ相手の貸金業を営むマダム・ジゼルが殺害されます。

機内に蜂が飛んでいたのですが、はたしてマダム・ジゼルの首筋には蜂に刺されたような傷があります。

蜂に刺されたショックで亡くなったのか。

しかし、偶然その飛行機に乗り合わせていたポアロは、被害者の足元に吹き矢の矢を発見します。その針には人を即死させる程の毒が塗られていました。

やがて、吹き矢の筒も発見されます。

パリからロンドンまでの飛行ですから、それ程の時間はかかりません。飛行機自体も大きなものではなく、犯行現場となった後部客席にいた乗客は、被害者も含めて11人。衆人環視の客室内で、被害者の側に行った乗客はなく、吹矢筒に口をつけてねらい定めるような行動をとった者はいません。

大空の密室を舞台とした不可解な事件にポアロの灰色の脳細胞が挑みます。

 

という感じの話です。

例によって、アガサらしくロマンスも仕込まれており、なんとなくテレビドラマ向けな感じかな。

ツッコミどころがあります。ぼくはあまり気にならない方ですが・・・まあ気にしないで下さい。

よくできた作品なのですから。

 

このポアロシリーズの紹介は、完全ネタバレ無しで書いてますけど、書いてる方はネタバレに近いようなことを書きたくなります。

でも、我慢。

 

被害者のマダム・ジゼルは、本名マリー・モリソーで、若い頃は美人でした。

でも天然痘を患い、美人ではなくなりました。

彼女はセレブ相手の金貸しで、事前に相手を徹底的に調べて、貸す相手のスキャンダル等弱みを握り、それを担保に金を貸すのです。

返済をしなければ、そのネタをバラすと脅して貸金を回収します。

セレブ相手なのは、そういう脅しに弱い人たちだからです。

ただ、掴んだネタを利用するのは、貸金回収のためであり、相手を強請ったりはしないのです。

さあ、彼女から金を借りて、返済ができなくなっている人が飛行機に同乗していたらどうでしょうか。

 

はたまた、マダム・ジゼルは若い時に女の子を産んでいます。

娘は孤児院で育ちました。母親は彼女に会いには来ませんでした。

今は成功した金貸しで、マダム・ジゼルはお金持ちですけども、そうなる前は苦労してたのです。

もし自分が死んだら、莫大な財産は、昔捨てた我が娘に譲ると遺言を書いてあります。

彼女の死を願う理由が、もう一つ出てくるでしょう。

 

毎回言いますが、アガサ・クリスティーは、ミステリーの女王であると同時に、優れた作家です。

ろくでなしの夫が、すぐに戦争で亡くなり、我が子を孤児院に入れなければ生きていけなかった美しい女性、そして病気で美を失ったけども金銭的には大成功した女性の人生、彼女の捨てた娘、金貸しに弱みを握られているけども借金返済ができずに破滅寸前の人物、フランスに休暇旅行に行き出会った素敵な男性が、帰りの飛行機で自分のすぐ前の座席に座っている偶然に胸をときめかせる若い女性、いろんな人たちの人生が交錯し、不可解な殺人事件が引き起こされ、その解決のために関係者の人生に立ち入っていく名探偵エルキュール・ポアロ

ちょっと無理があったりするけれど、上手な作品ですよ。

大谷翔平がんばれ!プライムビデオありがと

福井は田舎で、民放は2局しかありません。

きょうの中国戦、大谷が先発するらしい。

観たい。

観たいけど、福井で見れるテレビ局で中継はありません。

どーしてくれるんだよーーー

 

と、わめいてから、ふと思いつきました。

プライムビデオでボクシングの中継とかあったよな。

野球もやらないのか?

 

やるんです、やってくれます。

6時にプライムビデオに入ったら、ああ大谷翔平

ボール持って外野歩いてる。

で、いつものルーティン始めました。重いカラーボールを後ろに投げてます。

 

うれしい。

プライムビデオありがとう。

イクジットの兼近、カネチがなんか喋ってます。

 

政治家女48って、やはりフォーティエイトと読むのでしょうね

政治家女子48党ってNHK党の党名変更後の名称なんですか。

よくわからないのですけど、今、議員であるおっさんたちはどうするんでしょうか?

党名が政治家女子48といっても、おっさんが混じっていても問題ないのでしょうか?

 

いろんなことを思いましたが、ガーシーは除名にしてしまえという雰囲気みたいです。

正直、議員を除名にするのは嫌だなと思うのです。民主主義の危機。

でも、国会と世間をそこまで追い込んだガーシーとNHK党は、民主主義に傷をつけることをなんとも思わず、逮捕を避けるという自己保身だけで行動しているので、除名としても、やむを得ない措置だと思います。実際どうするのかは分かりませんけど。

 

NHK党は、民主主義に国会みずから傷をつけるという事態になる前に、ガーシーに辞任を説得すべきでした。

反対に煽っていたのは残念です。

立花さんは上手にその辺りを読んで、代表辞任とか48とか言い出していて、頭のいい人なんでしょう。

 

われわれは、ヒットラーナチス党が選挙の結果で権力を握ったことを忘れるべきでは無いと思います。

せっかく手に入れた民主主義は、大事にしないとすぐにあっちに逃げていきます。

 

 

気分のいい日

昨日の夜はいいもの見ましたね。

今朝も引き続きテレビで何回も見ましたけど。

ええ、大谷選手のホームラン。

やはり、クリプトン星からきたんだ、彼。

 

そんな気分のいい今朝ですが、福井は快晴。

ほんと気分よろしい。

 

今日は惣菜屋で昼飯買いましょうと、12時前だから混んでいて、それが老人ばかり。

二人あるいは一人暮らしで、ちょうどいいんでしょ。

うちも適当に買って、アルコール分の軽い発泡酒を飲みました。

ドナドナって確か子牛が売られていく歌だっけ?「無能」という言葉の意味を牛さんが教えてくれてます

一応、先に言っておきますが、現在、子牛が売られていく時に世話した人が涙を滲ませるということは無いようです。

子牛は売られて行かないから。

買い手がつかないんだって。

 

以前、牛乳や乳加工品などがたくさん輸入されているけど価格が上がっていて、その反面国内の酪農家は大量の牛乳を廃棄しているってニュースを見て、「どういうこと?」と不思議に思ったのです。

ロシアのウクライナに対する侵攻の影響で、穀物の価格が上がってます。昔学校で「世界の穀倉地帯」と教わった場所が戦地になっているからです。でもって、ロシアに対する経済制裁の影響でエネルギーの値段も上がっています。

だから、酪農のコストも爆上がり。

日本は、酪農飼料のほとんどを輸入してるから、円安の影響も大きいです。

日本の酪農家の経営は追い詰められているようです。

 

で、外国から大量の乳製品を輸入してますけど、それも当然値上がってます。

値上がっていても、輸入量はきっちりとキープ。

おそらく、日本人の牛乳及び乳製品の需要は、諸物価高騰の影響で下がっているのかな、国内生産と輸入の合計は、国内消費量を大きく上回ってます。

普通だったら、国内生産分を優先して輸入減らしますよね。輸入品より高かったら補助金出してでも。

だけど、外国品優先で、国産の牛乳は廃棄しているのが現状です。

 

酪農家はやってられません。

生産物を廃棄するしかないから売上が激減。

酪農の現状を反映して、だれも子牛を買わない。

可愛い子牛と別れる悲しさを味わなくていいけど、やはり農家の売上を構成していた子牛の売上も無くなります。

やがて廃業するしかなくなるところも出てきます。

 

実際、いま牛を処分したら補助金が出るらしい。

他の業界で、機械を供出(壊す)したり、田んぼをしなかったら補助金が出るってありましたけど、飼ってた牛を殺せば金がもらえるなんて、ドナドナより悲しいです。

 

まあ、この後ずいぶん長い期間酪農は無くなるでしょう。

牛乳が無い、バターが無い、チーズが無いっていっても買えなくなる可能性あります。

輸入すればいいじゃないなんて言っても、売ってくれなくなったり、あるいはその国への制裁に加わって買えなくなるってことは、当然あります。

大変です。

これちゃんと対応しなければ。

ま、酪農家への補助とか、余った牛乳の買い上げとか、そういう施作が考えられるけど、岸田さんなら財源が必要だから増税しなきゃって言うでしょう。

ちょうど消費税上げたかったから良い口実になりますし。

 

「やりくり」って、どこの奥さんも工夫してるけど、国もね、やりくって下さらないと。

そういうのが国の経営ですから。

やりくりの工夫も無く、新たな問題が出てくると、その対応財源に増税しか思いつかないてのは、無能。

 

しかしもっと腹が立つのは、野党。

こういうのを国会でちゃんと追求して欲しい。

ただ、なんの工夫もない質問したり、週刊誌ネタを持ち出したりしかできてない。

無用の長物。

野党をまとめてクビにして、その分国会議員の数を減らして欲しい。

ま、おだやかに、政党にこだわらず比例代表全員クビ、その分議席数減らしても良いんですけど。

 

おっちゃんどいて 東京マラソン

東京マラソンがあったんですね、今日。

 

女子では、大阪から松田 瑞生さんが来てるし、一山本じゃなかった一山さんも出場。

男子では、引退して復帰した大迫選手がいます。

その他、ぼくの知らない有力選手たちも出ます。

松田 瑞生さんは、東京オリンピックに出られなかった時、とても可哀想で、うちは夫婦で彼女の応援をします。

 

ラソン中継って、街の様子が見れるのも楽しいです。

コースの紹介見ると、東京も中心部はそれほど広くは無いのがわかります。

 

男女混合、スタートが一緒なのでコースの中も男女混じって走っています。

最後ゴールは、コースを左折して、ちょっと直線を走ってゴールイン。

ただ、その最後の短い直線が、右側男性、左が女性に分かれています。

 

テレビで見てると遠近感が狂うのですけど、松田選手の前に5位の選手が走っているのが、ちょっと近くに思いました。

抜いてちょうだい、と思ってしまいます。

前の選手との間に男子選手がはさまって、「おっちゃんどいて」とテレビの前で叫んでしまいました。

実際には前の女子選手とはもっと差があって、それに邪魔に思った男子選手もちゃんとした選手なんでしょう、松田選手が抜けるものでも無く、大変失礼な独り言でした。

 

日本人の女子選手の中では1位でしたが、松田選手は目標のタイムに届かず悔し泣きをしてました。

なんとかパリオリンピックに出られるといいですね。

 

 

 

安倍晋三回顧録、図書館に予約いれました

うちに配達されている地方紙のベストセラー(福井においての)トップテン見たら、「安倍晋三回顧録」てのが1位になったりしています。

これ、福井の中の特定書店の売上でだしているし、同じ福井でも書店が違うと結果も違いそうですけども。

すごいね。

 

あ、ついでに言うけど、うちのとっている新聞は、お悔やみ欄を見るためのものであり、そして折り込み広告を研究してその日の買い物を家内が決定するために購読しているのです。

これ、県民福井と銘打たれていますけど、中身は中日新聞で、コラムや社説及び政治記事などは極端に偏向しているので、コラムと社説は読まず、政治記事は適当に目を通す程度にしてます。

昔々、東京にいた時には東京新聞を購読していた時期があり、これも中身は中日新聞でしたけど、ここまでひどい状況では無かったです。

もう一つの地方紙の福井新聞がある日突然値上げしてアタマに来たので、安いこっちに変わったんです。

 

で、安倍晋三回顧録ですけど、ちょっ中身を読んでみたくなって、図書館のサイトで予約状況見たら18人待ち。

気長に待ちましょうか。予約しました。

安倍さんは、亡くなってから評価を見直されている感じですね。

岸田さんへの評価の裏返しでしょうか。