トランプがイランの司令官を殺害したり、仕返しにイランがイラクにあるアメリカ軍基地にミサイル打ち込んだり、まあいろいろ物騒な今日この頃であります。
アメリカの損害は大したことないとトランプが言ってくれて、ちょっとほっとしているのですが、イランは80人はいっといたでと発表するので、ぼくの小さな心は心配で破裂しそうです。
ぼくが昔、テヘランに潜入したのは、イラン革命からそれほど年数が経って無い時で、テヘラン市内もけっこう物騒な状態で、空港の中に小銃を持った兵士がウロウロしてました。
まあ、今でも物騒なんでしょうけどね。
入国審査の際に、荷物が開けられて、日本から持ってきた単三電池を摘み上げられ「これなんだ?」と聞かれたのは、あんまり変な質問なので今でも憶えています。弾丸と間違えているのか、弾丸だよと答えたらどんな反応するのか試してみたかったのですが「バッテリーだよ」と当たり前の返事をしました。
「おお、バッテリー」とおっさんはおうむ返しに言って、そのまま入国できました。
たしか、ここでは女性のヌード、あるいはヌードに近い写真などを持ち込まないかをチェックされると聞かされていたのですが、ぼくが上品に見えるので、そういうチェックはありませんでした。
空港を出るまで、そこここで小銃、あるいは自動小銃を間近で見ることができたのは忘れられません。
迎えに来てくれた車に乗り、夜のテヘランを移動しました。
街中には所々道路に金属の盛り上がりがあって、一々停車して徐行しなければならないようになってました。
革命前後の混乱への対応が、まだ残っていたのです。
イランでは、キャビアの上等なのとピスタチオの上等なのが、むしゃむしゃ食べれたのと、レストランで食事した時のデザートのスイカのアイスクリームがやたら美味しかったこと、山羊の乳のチーズが旨すぎて腹を壊すまで食べたこと、そして小さなリンゴが甘かったことを覚えています。
食い物の思い出が罪がなくて良いです。
かなり高地にある都市で、滞在している間、やはり高度があるんだということは何となく感じた覚えがあります。
まだ街中で爆弾が破裂したり、撃ち合いがあったりしてたです。
思い出すと、面白かったですね。
イランの批判をするつもりはありませんが、やはり国の最高指導者が坊さんであるところが、最大の問題点ですね。大統領より偉いんだから。
イラン革命は、寺の利権を制限してイランの近代化をしようとした国王を、坊主とその一味がやっつけて、寺の利権を守ったというものです。
宗教が強いんです。
国民がいろいろ辛くても、アラーの神様が大事だから、独自の路線を突き進んで行っているって感じでしょうか。
日本人に対して親しみと尊敬を、当時は抱いていてくれてたので、こちらも親しみを抱いています。
安倍さんも、と言うか日本は、アメリカの属国であるという事実と、イランと仲良くしてきたという関係の板挟みになって、上手に泳いでいかねばならず、難しいところですね。
戦争は起きて欲しくないです。
石油も必要だしね。
韓国の大統領の悪口だけ言って世間を渡れる訳では無いので大変です。
安倍さんは、憲法改正を諦めていそうというか、今までの有利な状況で改正していない事実が、彼の本心を表しています。口ばっかりだ。
伊勢神宮のお参りの後の記者会見を見たら、かなりくたびれた感じでしたね、安倍さん。
ストレスの多い立場を、歴代最長で継続中だもんね。もう、辞めないと死にそう。
日本の明日はどっちだ。