引き続き、高倉健の「日本侠客伝 花と龍」を見てしまいました。
きれいです。すごく綺麗です。星由里子。
昔、若大将シリーズを見に連れて行ってもらってましたが、その時は星由里子がきれいだと、わかりませんでした。いや、きれいだと思っていましたが、私は子供でした。
健さんが、敵の組の親分の待っている料理屋に、一人で行きます。行けば殺されます。
分かっていて行きます。
女房の星由里子が、何かのお祝いの時に着てもらおうと用意していた紋付羽織を出します。
星由里子も、これが最後だと分かっています。
その時、健さんが言います。
「結婚して三年だが、まだ、お前の笑顔を見せてもらってない。見せてくれよ」
うつむいて泣いている星由里子が、ほんの一瞬、顔を上げて微笑みます。
さっと光がさしました。
リアリティなんかいらないの。きれいなのが良いの。昔の映画は、見せてくれます。
これ良いです。きれいで可愛く、艶やかです。
そうだ、「緋牡丹博徒」も見なくては、と、「花と龍」が終わってから見てしまいました。
あああ、明日も見るんだろうなあ。
健さ〜ん!!