AmazonのPrimeVideoに「昭和残侠伝」シリーズのいくつかがあることを発見した。
ま、発見というのはウソで、検索して見つけたんだけどね。
テーマソングが唐獅子牡丹で、高倉健さん主演のヤクザ映画。
散歩するときに、iphoneにダウンロードしたポッドキャストをイヤフォンで聴いていて、主に「BackSpace.FM」のダラダラ2、3時間続くのを聞くんだけども、たまに武田鉄矢の「今朝の三枚おろし」や、大竹まことの「ゴールデンラジオ」とかも聞く。
で、この前、京都に行ったときに、車のオーディオにiPhoneからbluetooth出力して、武田鉄矢の三枚おろしを聞いていたら、高倉健の唐獅子牡丹の話をやっていたんで、ああ見てみようということになったのだ。
武田鉄矢は唐獅子牡丹シリーズと言ったので、それで検索してみたら、シリーズ名が昭和残侠伝だとわかった。
これは超有名大人気シリーズで、学生時代に見ていてもおかしくないのだが、ぼくは一回も見ていない。実際、これを見ていたのは、ぼくよりも年上の世代なのだった。
世代というか、時代が違っていた。
大学が封鎖されたり、機動隊を真近で見たり、大学内で殺人があったり、教授が殴られて期末試験が無くなったりはしていたが、もはや学生運動は自分たちとは離れたものだった。
二番館のスクリーンに向かって「健さーん」と叫ぶノリも意味も無かった。
そんなこんなで、「昭和残侠伝」と「昭和残侠伝 血染めの唐獅子」の二本を見た。
出演者が、みんな若い。三田佳子がすごく綺麗、藤純子がきれいでかわいい、池部良がカッコいい。
究極のワンパターンとか、全部同じ話とか聞いていたが、全くそうだった。
でも、すごく良い。健さんものすごく格好良い。
親分が死んだ時に、遠くから健さんが戻ってきて、みんなが帰りを喜ぶの。で、位牌に線香をあげて拝み終わったときに、親分を継いでくれとみんなから頼まれて、必ず断るんだけど、最後は引き受ける。悪いやつのする事を我慢して我慢して、でも、最後に一人で殴り込みに行く、途中に池部良が待っていて、一緒に行くんだよね、道行き。
池部良は、死んでしまうが、健さんは悪い親玉を日本刀でやっつけて、きずを負いながらも生き残る、というパターン。
「血染めの唐獅子」のラストで、悪い親分を切った健さんは、警官隊に囲まれ、日本刀を捨てて、お縄になるんだけども、
あれ?こういうラストシーン、見たなあ。
ブルース・リーの映画にもあったし、他のホンコン映画でも見てる。
「怒りの鉄拳」では、ブルース・リーは、うろ覚えだけど、警官隊に向かってジャンプして、たぶん撃たれるのだと思うけど、とにかく、悪い奴らを我慢して我慢して、最後に我慢しきれない事が起きて、殴り込みに行って、悪の親玉をやっつけ、最後は警察にというのは、国を問わずのゴールデンパターンという事なのか、それとも、このシリーズの影響なのか。
今日見た二本は、絵もきれいだし、タテも決まっている。他にもまだプライムで見れるのがあるし、緋牡丹博徒もあるから、もう少し見続けようか。