最近、この動画を見てるんです。
これ3時間半くらいある長い動画で、毎日少しづつ見ています。現在2時間半くらいのところ。
これビリヤードのブラックボールと言う競技の女子の世界選手権決勝の動画です。
ビリヤード、玉突きですね。
ビリヤードにもだいたい2つほどの違いがあって、台の四隅と長い方の辺の真ん中にそれぞれ、合計6つの穴があって、そこに玉を落としていくポケットってやつと、台に穴は無くて大き目の玉を置いて、手玉(棒で突く玉)をカチカチっと二つ以上の玉に当てて点数を競う四つ玉てのとがありますね。
関東は四つ玉が多いですけど、関西はポケットが多いみたいなことを言ってたのを聞いたことがあります。
この動画は、ポケットの台です。
ポケットにも遊び方がいろいろあります。
基本的なことを説明すると、玉を突く棒をキューと言います。
玉は台の上にたくさんありますが、キューで突くのは手玉とか呼んで、基本的に白い玉です。
で、直接キューで突く事のない玉は、全部で15個。
真ん中の球は8番ですね。これは8という数字が書いてありますが、球全体を黒く塗ってあります。
8番を境にして、1〜7番の球は、それぞれの色が全塗りされています。ローボールです。
9〜15番の球は、色が帯のように塗られています。ハイボールです。
それぞれの球には数字が書いてあります。
ポケット台で遊ぶゲームはいろいろあって、ローテーション、とかエイトボール、ナインボール、もしかするとこの他にも遊び方はいろいろあるのかな。ぼくが知っているのは3種類のゲームだけです。
動画はブラックボールという競技。黒い球、すなわち8番の球、ぼくらがエイトボールと呼んでいる遊び方だと思います。
二人のプレイヤーが、それぞれ自分が落とすべきボールをローボールかハイボールかどちらかに決め(これは最初に落としたボールで決まります)、自分の落とすべき7つの球を落とし切ったら、8番のボールを落として勝敗が決まるというゲームです。
二人とも1999年生まれ。若い二人の女性の静かな戦いです。
手玉をつく場所によって、その球の回転が変わります。
単純に言えば、球の上の部分を突けば押玉、先の球に当たった後も手玉は前に進みます。真ん中を突けば止め玉、手玉は先の球に当たって止まります。下の部分を突けば引玉、先の球に当たったら手玉はバックしてきます。
もちろん左右によってもボールの回転は変わります。
柔らかく突かれた球は、すーっと滑るように進みます、パシッと強めに突かれた球は、キッパリと先の球をポケットに叩き込みます。
流石に世界選手権決勝、うっとりするような気持ちのいいボールの動きです。
毎日少しづつ見ているのが楽しいです。
ぼくは50年ほど前に、知り合いに教えてもらい、よく歌舞伎町の東の方にある風林会館というビルの上の方にあるフロア全部がビリヤード場という大きな店のポケット台で遊んでました。
手解きをしてくれた人が忙しくて誘ってくれなくなるまで1、2年ほどの間だけでしたけど。
その時やってたのがエイトボール。この動画のブラックボールってやつです。
ビリヤードというのは、それほどポピュラーでは無い遊びなので、店も少ないし、一緒に遊ぶちょうどいい相手もいませんから、それからほとんどやってません。
この動画見て、久々に思い出しちゃって感じかな。
プロで世界チャンピオンを争う二人は、とんでもない曲芸みたいな突き方をしません。普通に狙い球を探し、普通に突いています。ただレベルがすごく高いだけです。
素人が見てても面白いんです。
解説も上手ですし。
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